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本 ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784101042619
作品紹介・あらすじ
猫から「あの女を捜すんだ」と言われた小説家の「わたし」。女の正体は、若き女優・真理子だった。彼女とともに「過去へ向かう電車」に乗り込むと、驚きの変化が。そして、真理子との再会をきっかけに、かつての自分を見つめる「母」の声が聞こえるようになり……シェパードの子犬、日曜日の図書室、中学生の時の作文、デビュー作となった小説。作家としての自らのルーツへと迫る、傑作長編小説。
感想・レビュー・書評
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久しぶりに読んだ村上龍の小説!
・同じ苗字の同じ時代を生きた小説家にテイストが似ているような気がした
・作者の話なのか?何処までが本当の話?と答え合わせをしたくなる
・作者の過去作の一行目に作中で出会った時、なんだか嬉しかった
・不思議な国のアリスの主人公をおじさんにしたらこんな感じ!
・母親の朝鮮半島に住んでいた時の話が面白かった
猫が急に喋り出す!?
若き女優と再開し、電車に乗って昔通っていた店に向かう!?
主人公は奇妙な世界に迷い込んでしまい、自分の世界と現実の狭間で自分の過去と精神を振り返る・・・
荒唐無稽で秩序のある物語
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主人公のしつこい状況確認が、
不安に対して強迫的になるのは理解できるが、
まー、しつこくて白けてくる。
しかしこの白ける感覚は、
ごくごく個人的な内的世界と物語の再構成に、
強引に巻き込まれているから、
当然といえるのではないだろうか。
それにしても、
村上龍作品に私が期待するものとは違ったという意味で、
あまりおもしろとは言い難く、
それでも村上龍らしくもあって、
なんとも言えん。 -
途中で断念
いつか再挑戦したいです
夢と現実の境界がよくわからんくなる作品 -
最初は、どんな小説なんだろうと展開が読めなかった。
途中、心理的な精神や心療内科とのやりとり。キーポイントとなる母親との妄想のようなやりとり。
読んでいて、先日読んだ、カズオイシグロのわたしを離さないでに似たような回想録。
読むのに1ヶ月半かかったが、文体もシンプルで無駄がない。村上龍が幻想小説のようなものになる予定だったとあるように、現代の心理、精神の科学的な読めない現象みたいなものを表した作品であっただろう。
母親との長いやりとりは、くどくもなく、完成度は高いものではなかろうか。 -
つまらない。海外旅行に同行できる若い女優、定宿のホテルと高級バーレストラン。すべてがナルシシズムへのお付き合い。
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酔う
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意味わかんない!
著者プロフィール
村上龍の作品





