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本 ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784101048239
感想・レビュー・書評
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読みやすい。
1時間かからずに読了。
もう結婚詐欺はしないで、新たな才能を活かせる仕事につくのかな。
じゃないと、巻き戻った意味がないもんね。
この本は泣ける!というわけではないが、優しい時間が流れている。
ちょっと一気にこのシリーズを読もう!
じゃないと前回の話を忘れちゃう!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
天国の本屋第2弾。
1弾とは全然違う主旨だけど、これまた泣ける。
頑固な爺さんの本当の感情が出るのって、現実でも本の描写でもなんであんなに泣けるのか。
大切にしまっておいた記憶も、何かの拍子で思い出すことってよくあると思うけど、この【天国の本屋】シリーズでは、朗読をする時にその記憶がだんだんと蘇ってくる。
私もこの大切な本を思い出したきっかけって、つい最近ハマりだした読書だったし、なんか不思議な気持ちになった。
初めて読んだ時の気持ちと今現在の気持ちが少し似ているのもまた何か不思議。
本の内容から逸れてしまったけど、こちらも泣ける作品なのでぜひオススメしたい1冊 -
前作『天国の本屋』の世界をもう一度味わえるシリーズ第2弾。ミステリではないですが、色々な伏線が回収されていくので、最後は「なるほどね」とスッキリします。泣きはしませんが、じんわりと感動するお話です。心がほんわか温かくなりますね。
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最初から、結婚詐欺の話!
丁度、テレビ放送で、関西のドンファンが、若妻に殺されたのでは……という裁判が行われる時であった!
この本からは、サバサバとした結婚詐欺師を目論んでいる篠原イズミが、主人公である。
そんなイズミだが、詐欺はいつも失敗している。
今回も、ちょっとした邪魔が入り、消滅、そして、ハイジャックに、お腹をナイフで刺されてしまう………
そこから、イズミの幼き日の思い出に……
挿絵も良い!
簡単そうな水彩画が、余計に、回想録の雰囲気を醸し出す。
読んでいて、楽しい。
小説と絵本を楽しむように。
三流の結婚詐欺と、名を歌っても、成功してはいない。
邪魔をした者、本屋のオーナーの紹介で、家政婦のような仕事にありつく。
そこの頑固そうな爺とイズミの掛け合う言葉が、またまた面白い。
皮肉を、皮肉と捉えないで、応酬する所も、……
最後には、イズミの父親が、どうしていなくなったか。
爺の待っていた人物も。
全てが、ジクソーパズルの一つ一つが、当てはまって行くように……
最後は、メルヘンチックと言うか、あり得ない話に展開しているのだけど……
大人の絵本を読んだような気がした一冊であった! -
天国の本屋シリーズの第2巻。
200ページ足らずで文字が大きく挿絵も多いため、1時間程度で読めてしまう。
ちょっと描写が足りないのではないかと思う。
1巻もそのくらいのボリュームだったが、納得できる展開だった。
しかし、本作ではページが足りないせいでついていけないところがある。
急にイズミが長一郎にストレスなく接するようになっていることとか。
どうして父親の駆け落ちを認めて、もう一度戻ってくるように説得できるようになったのかの心の動きとか。
あと、ラストでイズミが空港に戻るが、これだと時間も巻き戻ることになるがそれでいいのだろうか。 -
絵本と小説を融合したような作品。
実際、実在の絵本も登場する。
人が死んだ後の世界がどうなっているのかは知らないが、この物語のようだったら素敵だ。
シリーズ作品とは知らずにこの本を手にとってしまったので、機会があれば最初の本を読んでみたい。 -
これから婚前旅行にハワイに向かうイズミの前に派手なアロハを着た初老の男に「結婚詐欺師」とバラされ怒っていた元フィアンセをサングラスの男が人質に。元フィアンセが気を失うとハイジャック犯イズミの方へ向かってきた。が、気がつくとイズミはアロハの男ヤマキに「本屋の近くの家でヘルパーをしながら立ち退き許可証にサインをもらう」仕事を頼まれー◆え。イイ話風味にしてるけど。一人のオッサンのエゴじゃないすか。結局父ちゃんと母ちゃんどうなったんじゃい!ユウジの役割りなんだったんじゃい!
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泣けた。
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過去に起こった出来事が原因で結婚詐欺師となってしまった主人公。でも。根が良い子なので一度も成功せずに未遂で終ってしまっていた。次こそはと気合を入れるがHBSの店主により、またも未遂に終わる。
天国へ行き、そこで紹介された仕事を進めるうちに過去に起きたことを整理しながら解決していく。
人間、前進するのも良いが過去にあったことを清算してからではないと進めないこともある。過去の出来事に本人なりのケジメをつけることにより、自分の居場所や存在意義を見つけるお話し。
とても読みやすく、挿絵がと内容が合っていてサクサクと読める一冊です。
著者プロフィール
松久淳の作品





