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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784101049311
作品紹介・あらすじ
最新技術を武器に、謎を追え! なぜか竜骨が見つからないクロアチアの輸送船、水深60mのエーゲ海に沈む沈没船群、ドブ川で2000年間眠り続けた古代船に、正体不明のカリブの「海賊船」。そして、ミクロネシアの海にのこる戦争遺跡――。英語力ゼロで単身渡米、ハンバーガーさえ注文できずに心が折れた青年が、10年かけて憧れの水中考古学者になりました! 深くて魅力的な海底世界へようこそ。
みんなの感想まとめ
海底に眠る沈没船の調査と発掘をテーマにしたこの作品は、著者が水中考古学者としての情熱をもって、歴史の謎を追い求める姿を描いています。世界中の海や川に散らばる沈没船を通じて、過去の物語を解き明かす過程は...
感想・レビュー・書評
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さらば青春の光の「ダレが書いとんねん!」で紹介されていて気になり購入。
しばらく幕末本が続いていたので、気分転換にインディ・ジョーンズ最新作を観つつ、勢いで手に取った。
著者は、世界で300万隻あるとも言われる沈没船の発掘・研究を行う水中考古学者。
海中に保存された船はいわば"タイムカプセル"で、どこから来たのか、なぜ沈んだのか、何を積んでいたのか、その謎を解き明かしていく仕事。
沈没船といえば"宝探し"をつい想像してしまうが、実際はほど遠い地道な作業の積み重ね。それでも謎が解けていく先に、そしてまだ解けない謎の向こうにも、面白さとロマンがある。
後半ではミクロネシアに沈む零戦や軍艦など戦争遺跡にも触れられており、考えさせられる部分もあった。
知的好奇心を満足させてくれて、海底遺跡の世界をもっと知りたくなった。子どもから大人まで楽しめる語り口で、興味を持つきっかけになりうる一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
司書さんお薦め本
水中考古学などというのを聞くのも初めてなら、実際に楽しげに活動していらっしゃる方が存在を知るのも初めて。クレイジージャーニーに出演したとか。観てみたいなー。丸山ゴンザレスとの対談が巻末にあり。
野球部だった少年が、沈没船に魅せられて、テキサスA/&M大学に入学し、TOEFL1点だった英語もマスターし、今やフォトグラメトリという技術で、世界を股にかけて活躍中。全く興味関心すらないというか、知らなかった世界なのに、とてもワクワクして読めた。
ブラジル人留学生ロドリゴ。いつもニコニコ。発掘現場の全てを楽しみながら、しっかり成果も出す。
作者は以前、どこかで「成功するためには努力しなければならない。今努力すればその分だけ将来が明るくなる」と考えていたけれど、ロドリゴから「しっかりやれば、努力をしながらも楽しむことはできる。どちらか一方を選択するものではないし、何より今日を楽しみながらやらないと損だよ」全力で楽しむようにしている!
生活はキツキツだが、毎日が楽しい。なぜなら少ない給料で働いているではなく、無料で海外旅行をしつつさらに小遣いも貰っていると考えているから。
あとがきより
この文章を書いている2023、11月現在ロシアによるウクライナ侵攻やパレスチナ自治区におけるイスラエルハマス紛争などが起こっている。このような混沌とした世界情勢の中で私たちが歴史を学ぶ意義とは何か?私は過去を学ぶことこそが、現在の、そして未来への決断の場においての選択肢を増やすことだと信じています。
考古学、歴史学の重要さを説明するにあたり、人類にとっての歴史を一人ひとりにとっての人生経験と置き換える。私たち一個人は自らの経験を基にして次への選択を行う。自分だけでなく、隣人や他人の過去の失敗から学び、自らは同じ轍を踏まないように慎重に決断することができる。もし、私たちが自分に見える範囲の限られた情報のみで選択を行った場合、これまで自分や他人がしてきた失敗を繰り返す可能性が高くなる。歴史を学ぶとは、経験を理解すること。
メディアを通じ、一部の政治家や権力者、宗教の極端な原理主義者を見ると、一方的な主張に驚く。彼らの思想形成の根源にあるのは、視野の狭さ、選択肢の少なさ。限られた教育しか受けてこなかったことが選択肢の少なさを生み、極端な考えを持つ人々を生んでしまった。
人類の未来、今後は空間や言語の壁が取り払われ、新しい社会と文化が生まれてくる。新しいものが溢れかえると新しいものに夢中になり、過去を忘れる傾向がある。過ちを回避するためにもこれまで以上に過去に学ばなければならない。現代人としての新しいアイデンティティを形成し、海外の人々と良い方向で共有することで、素晴らしい未来を築いていける。
水中考古学者募集中! -
読書好きでよかった!、と思うことは、現実には到底体験できないことを脳内体験できること。海の底の発掘に連れて行ってもらえるなんて、生きていてよかった
#沈没船博士、海の底で歴史の謎を追う (文庫)
#山舩晃太郎
24/1/29出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読みたい本
https://amzn.to/3Ol4qAE -
水中考古学の分野で活躍する著者が各地で関わった水中遺跡の発掘や、著者が水中考古学社になるまでの道のりをつづったエッセイ。研究のための新しい方法論を打ち立て、この分野に貢献するという機会を得られる人はそうそういないでしょう。
https://historia-bookreport.hatenablog.jp/entry/2024/01/31/000248 -
正直水中考古学についてどうこう言うよりも先ず、筆者がすごい楽しんでこの学問に取り組んでるんだな、というふうに情熱やワクワクが伝わってきた
前半苦労話も描かれているため、全編を通して読むと将来が不安な人に何らかの希望を抱かせるかもしれない
文章からも、「水中考古学」に対する筆者のワクワクが伝わってきた
主に沈没船を対象に水中の遺跡を発掘・調査する水中考古学という耳慣れない学問の楽しさや魅力が充分に表された素晴らしい本
今まで関心を寄せなかったフォトグラメトリという3Dグラフィックの技術や、発掘にあたっての流れ等が、図版を用いてめちゃくちゃ分かりやすく説明されてるし、全編通してロマンを感じるから読んでて超楽しかった -
水底に沈む船の調査にフォトグラメトリを導入して水中考古学の現場を飛躍的にホワイト職場化した、1984年生まれのお若い水中考古学者、山舩晃太郎さんの発掘よもやま話。学生野球から水中考古学への華麗なる衝動的?転身にびっくり。
水中考古学者が一生のうちに関わる沈没船は通常10乃至20隻なのだそうですが、著者は正に自分が夢見た通り、世界の海や川や湖を渡り歩いているそうです。
あっけらかんとした語り口の裏に、その行動を支えた底知れないパワーを感じます。常人じゃないね。
読むだけで、色々な時代の夢とロマンと冒険がうごめきだす一冊でした。 -
久々に没入する本で、2日間で読み終えてしまった。とにかく作者の「好き」という気持ちが全編から伝わってくる内容で気持ちいい。学ぶことの楽しさを見直すことができる良書。みんなに勧めたくなる作品!
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熱意と自身が本当に楽しんでやっていることが伝わる文章で楽しかった!
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好きなことでとにかく没頭してる山船さんの本。
具体的でマニアックなことがひたすらと。
激レアさんにも通じてくるが、もう夢中になってしまって取り返しが付かない狂った領域に突入してしまった人間
「道がないなら切り開けば良い」という概念。
でも、なんかわかる。そのものが好きすぎると分野を超えて組んだと思う。異常な感覚。変態。向こう側に行く感覚 -
同年代の研究者の本は面白い!ひとつひとつの発掘の話をよりドラマチックに書いたものを読みたいと思った。
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とても良かった。
この本を書いた目的もロマンがあっていいなと思った。
山舩晃太郎の作品
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