愛の渇き (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 101
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101050034

感想・レビュー・書評

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  • 今更ながら、三島作品は個人的な中身の好みの差はともかく、題名が素敵だなと思った。

    2002年5月22日読了

  • 「私が決めます。私は一旦決めたことを、決して枉げはいたしません。」

    良人の壮絶な最後を看取った悦子。悦子の視点から展開する終末の夫婦の姿に頭がぐらぐらと揺すられる心地がした。
    後半の悦子の姿はある意味魔性であるのだけれど、果てのない渇きを持った彼女が何故か凛として見える。
    恐ろしいほど真っ直ぐ何かを求めているのに、決して純愛とは言えない。
    ぶつかり合うその結末は総て悲劇へと繋がっている。

    自分の情念に飲まれて生きることが辛いときに読むと、エゴと無私がぐるぐると混ざり合ってやはり頭がぐらぐらと揺すられる心地がする。

    愛なんてこの世に存在するのだろうか、と絶望するくらいなら読むべきだと思う。

    そして凛として立ち宣言すればいい。
    「私が決めます。私は一旦決めたことを、決して枉げはいたしません。」

  • 壮絶な嫉妬の物語。誰にも愛されず、どうやって愛すれば良いのかも知らない悦子。枯渇した愛の群像が全編に渡り重苦しく、そして三島作品らしく重厚に描かれている。

  • 読もう読もうと思って三年ぶりの三島…

  • 主人公は未亡人の杉本悦子。夫が急逝した後、舅の弥吉と暮らし肉体関係に陥る。一方、弥吉の家にいる若い園丁、三郎に恋心を抱くという内容。ラストは衝撃的。
    三郎が愛とか恋とか全く知らず、肉欲しかないので、主人公、悦子との関係がちぐはぐになり興味深い。

  • 2016/07/10 読了

  • 物語の起承転結がはっきりしていて、三島由紀夫作品の中では読みやすい一冊。

  • 1990.11.29 読了

  • なにも殺すことないのに…

  • さらさら読みすぎた

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著者プロフィール

三島由紀夫(1925.1.14~1970.11.25) 小説家、劇作家。
東京生まれ。学習院時代から文才を注目され、1944年、東大入学と同時に『花ざかりの森』を刊行。47年、東大卒業後、大蔵省に勤務するも、翌年辞職。49年、『仮面の告白』で新進作家として地位を確立。『金閣寺』『鏡子の家』『近代能楽集』など、強固な美意識で彫たくされた作品を発表。海外での評価も高い。68年、楯の会結成。『豊饒の海』の最終回を書き上げ、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地東部方面総監室に立てこもり、割腹自決。

「2017年 『告白 三島由紀夫未公開インタビュー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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