潮騒 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101050072

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすかった。
    思ってたよりもっと、純粋な恋愛小説

  • コロナ禍の世界や、コロナ後の世界では、こうした田舎町の生活は残り続けられるのか。

  • 美しく躍動感のある描写の中で、障害を乗り越えながら清らかな恋が成就する、聞いていた通りまさに純愛。ガラスのような透明度と困難にめげない芯の強さによる大円団。駆け抜けるように読み切ってしまった。


  • 儚くも清々しい作品だと感じた。

    三島由紀夫の作品の中では、過剰なまでの
    表現への追求は少ないように思うが、
    それでも多くの作家のものとは
    一線を画す表現力であるようにも思う。

    200ページ足らずの短めの作品だが、
    登場人物の人間性が際立ち、風景などの描写も
    惚れ惚れとするものがあった。


    また、ストーリーも美しい。
    現代の恋愛小説等は、全てこの作品の
    焼き増しに過ぎないのではないか、と
    思うほど(言い過ぎか)の、心に響く作品であった。

  • とても素直に感じた。
    登場人物や情景を表す言葉や文字には余計な意味を含んでおらず、ただそのことが起きているようにあるように読者は眺めていれるように思う。
    例えば観的哨や蛸壺、海女、灯台等それ自身で何者にも邪魔されない存在感のある言葉であるにもかかわらず、それら自身が存在し、背景となる、そして人物が喋り感じる。それらはとても簡素に透明的に映し出される。
    存在感が色濃くあるがまた、普遍的にあるこの作品の美しさに心を奪われた。

  • おっぱいの描写がすごい

  • 私でも最後までしっかり読めた三島文学!
    朝ドラ「あまちゃん」の来てよその火を飛び越えては、三島文学だったとは知らなかった。

  • 読みやすい。
    表現力の高さが読者の感情移入を誘う。わからない単語が幾つかあったので勉強になった。
    状況、感情どちらの描写も美しい。そして官能的。

    話の展開自体はさほど驚かなかったが、その美しい文章には十二分に酔うことができた。

    主人公を名前で呼ぶときと「若者」と呼ぶとき、僅かな違いが大きな違いを生んでいる。

  • 美しい文章。
    単語力がないので辞書で調べながら読んだが、読みやすく1日で読了できた。
    この本に出会ったきっかけは、出口汪さんの参考書。
    描写をイメージしながら読むことができた。

  • 読みやすい(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

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著者プロフィール

本名平岡公威。東京四谷生まれ。学習院中等科在学中、〈三島由紀夫〉のペンネームで「花ざかりの森」を書き、早熟の才をうたわれる。東大法科を経て大蔵省に入るが、まもなく退職。『仮面の告白』によって文壇の地位を確立。以後、『愛の渇き』『金閣寺』『潮騒』『憂国』『豊饒の海』など、次々話題作を発表、たえずジャーナリズムの渦中にあった。ちくま文庫に『三島由紀夫レター教室』『命売ります』『肉体の学校』『反貞女大学』『恋の都』『私の遍歴時代』『文化防衛論』『三島由紀夫の美学講座』などがある。

「1998年 『命売ります』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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