美しい星 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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レビュー : 186
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101050133

感想・レビュー・書評

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  • 三島由紀夫が宇宙人に興味を持っていたなんて知らなかった。美を愛する金星人の考え方が、三島に一番近いのだろうか。なんだかこれって血液型占いみたいだ。「おおらかなあなたは木星人タイプ☆」みたいな。火星人の父、木星人の母、水星人の兄、金星人の妹、白鳥座の悪者たち(?)、みんなそれぞれ個性豊かだけど、宇宙人だという説得力は皆無なので、読み終わっても本当に宇宙人なのかそう思い込んでいるだけなのかわからなかった。暁子が処女懐胎を信じ込むところとか滑稽すぎて、かえって人間のあほらしさを表しているように見えた。現実から目を背けているだけなんじゃないの、と。

  • うーん。やっぱり三島文学は自分には合わないということが分かった一作。

    我慢して読み続けてみたものの、終盤の自称宇宙人同士の論争の箇所で本を置いてしまった。なんか非常にくどく感じてしまって、お腹いっぱい。

    何作か三島作品を読んできたが、やはり合わないと決定的に分かったという意味では良かった。

著者プロフィール

三島由紀夫(1925.1.14~1970.11.25) 小説家、劇作家。
東京生まれ。学習院時代から文才を注目され、1944年、東大入学と同時に『花ざかりの森』を刊行。47年、東大卒業後、大蔵省に勤務するも、翌年辞職。49年、『仮面の告白』で新進作家として地位を確立。『金閣寺』『鏡子の家』『近代能楽集』など、強固な美意識で彫たくされた作品を発表。海外での評価も高い。68年、楯の会結成。『豊饒の海』の最終回を書き上げ、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地東部方面総監室に立てこもり、割腹自決。

「2017年 『告白 三島由紀夫未公開インタビュー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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