宴のあと (新潮文庫)

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  • 新潮社
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レビュー : 146
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101050164

感想・レビュー・書評

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  • 単語の選び方が三島。
    恋心の描き方が三島。

  • 判例

  • 選挙や恋愛に燃えるかづだけれども、いまいち理解できない女だ。解説に書いてあったとおり。政治家志望の夫よりも妻のかづのほうがよっぽど政治家であった、っつー話。なぜあんな男に惚れたのかよくわからない。

  • 幻を求める人間もいる。

  • 再読。表題の付け方がうまい。たしかに選挙は、それに関わった当事者たちすべてにとって、壮大な宴だろう。そこに至るまで、その渦中、そしてその後までの展開が実に緻密に、またゆるぎないリアリティをもって描かれる。特に主人公かづの強さと凡庸さ、そして彼女の一連の行動を通して浮かび上がる、保守と革新両陣営それぞれが持つ、ある種の本質がそこに見事に浮かび上がってくる。物語の最後が、宴のあとの虚しさに終わらないところにも、三島らしい洒脱なエスプリが効いている。

  • 一回読んだの忘れて読み始めちゃった。
    10ページくらいで思い出したけど面白くて読みきった。
    心情描写が素晴らしい。


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    美しい美しい文章に、
    始終心をとらわれました。
    この作品が芸術として評価が高いのは当然だと思います。

  • かずの心情や行動が理解できなかった。
    けど、思っていたよりも面白かった。かずの死を連想する「墓」への思いが序盤から終盤にかけて変わるのと、野口の若さから老いの変化がよかった。二人が対象的だったのが印象的。

  • やっぱり三島由紀夫は面白い。なぜそう感じるのだろう?世間的に騒がれて、代表作のひとつとなった本作だ。政治家の野口と高級料亭を営むかづの2人の物語だ。和洋の文化が混沌とした昭和の時代で、自由奔放さを心情とするかづと対照的な野口との恋の進展は深い言葉で鮮やかに描かれている。中盤からの都知事選では、選挙に入り混じる人々の思惑や振り幅が広がる感情と狂気的な面に夢中にさせられる。そして、まさしく「宴のあと」の選挙後の諦観は種々の情景描写に込められた暗喩が、2人の心の変化を一層深く浮かび上がらせる。「墓は傾く。崩れる。融けかける。・・・そのまわりの花やかな夕雲も、たちまち灰汁のような色になった」

  • 2013-6-1 読了

  • 選挙活動をする女将。

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著者プロフィール

三島由紀夫(1925.1.14~1970.11.25) 小説家、劇作家。
東京生まれ。学習院時代から文才を注目され、1944年、東大入学と同時に『花ざかりの森』を刊行。47年、東大卒業後、大蔵省に勤務するも、翌年辞職。49年、『仮面の告白』で新進作家として地位を確立。『金閣寺』『鏡子の家』『近代能楽集』など、強固な美意識で彫たくされた作品を発表。海外での評価も高い。68年、楯の会結成。『豊饒の海』の最終回を書き上げ、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地東部方面総監室に立てこもり、割腹自決。

「2017年 『告白 三島由紀夫未公開インタビュー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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