青の時代 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1370
レビュー : 132
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101050201

感想・レビュー・書評

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  • 幼いころの家族への憎しみとかを背負って東大に入り、高利貸をする青年の話。おもしろかった。

  • ただ父を言い訳に抗いたいだけの甚だしい自己陶酔に辟易。
    それは「長い物には巻かれろ」「寄らば大樹の陰」といった、世俗的思想に対する反骨では無く、個人的な自尊の美化に過ぎない。
    「贋物の英雄譚」は所詮「贋物」なのだ。
    贋作を見てみると良い、悉く葬り去られる。でも人間に贋物はいない。

    それにしても、嗚呼、魅力溢れる兵隊婆あよ、おざなり過ぎた婆あの生きる姿、もっと見たかったぜよ。

  • 普通の小説といった感じ。
    光クラブ事件という実際にあった事件を元にしているらしい。
    Wikipediaのその項目を読んだら急に面白いような気がした。
    もしかしたらそれだけで良いのかもね。

  • 実際に起きた高金利がし営業の事件を題材にした作品。
    個人的にはあまり映えないような作品だと思いました。いや、言いたいことは解説に乗っているようなことだとは思うのですが、いまいちテーなをつかみ取れない作品だったなあと。

  • 偏屈で自意識過剰でどこか卑屈で、面白いくらいにいわゆる中二病的主人公。読んでいてぞわっとします。昔の自分を思い出して。羞恥心。
    思春期について思い出したければ、太宰よりもこれを読んだらいいと思いますよ。

  • 光クラブ事件をモデルにした小説です。
    青年時代を描いた前半、事件を起こす後半それぞれは良いのですが
    この前半と後半のつながりが掴めませんでした。
    三島作品群の小説としてはイマイチな印象です。

  • 光クラブの山崎晃嗣をモデルにした小説。
    私は山崎晃嗣を先に知って、これを読んだ。

    誠の成長の過程が積み重ねられるように描かれていて、彼のひねくれた性格が形成されていくのがよくわかった。

    その描き方も全く嫌味がなくて、共感できる部分も多々あった。

    三島由紀夫の作品の読みやすさの一番の理由である、論理性がとても活かされている。
    私が読んだ中では三島作品の中で一番好き。

    山崎晃嗣にもさらに興味が湧いた。
    ぜひ『私は偽悪者』も読んでみたい。

  • 2010.9.23

  • 「青の時代」というタイトルは、身体も心も未成熟な時期という意味だろうか。少年期はじめ心の葛藤がおもしろい。10.8.13

  • 10088

    08/06

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著者プロフィール

三島由紀夫(1925.1.14~1970.11.25) 小説家、劇作家。
東京生まれ。学習院時代から文才を注目され、1944年、東大入学と同時に『花ざかりの森』を刊行。47年、東大卒業後、大蔵省に勤務するも、翌年辞職。49年、『仮面の告白』で新進作家として地位を確立。『金閣寺』『鏡子の家』『近代能楽集』など、強固な美意識で彫たくされた作品を発表。海外での評価も高い。68年、楯の会結成。『豊饒の海』の最終回を書き上げ、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地東部方面総監室に立てこもり、割腹自決。

「2017年 『告白 三島由紀夫未公開インタビュー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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