青の時代 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.28
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本棚登録 : 1372
レビュー : 132
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101050201

感想・レビュー・書評

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  • 初めて読んだ三島由紀夫です。
    途中の展開は置いてけぼりになってしまいました。
    人物の動作や様子の描写の仕方が繊細で好きです。

  • 自意識過剰、文学的人間。三島好きとしては予定調和。

  • これはちょっと、はずれだな。

  • この本を絶賛されたことがあった。
    彼は、他にも三島の作品だと「金閣寺がすきだ。」といっていた。
    なるほど、
    今考えると納得がゆく。
    三島のジャーナリストよりのセンスを愛する人だったのだろうな。



    もともと光クラブ事件のことは知っていた。
    それもかなり深くまで掘り下げているものを読んでいた。
    だからか、正直それが私に今回の場合はよい影響を与えなかった。
    しいていうなら、映画が先か、本が先かという話みたいなものかな、



    本来の人物は私の読んだかぎりだがかなりきわどい人物だった。
    野心と性欲とにあふれる道筋を重んじるいっちゃえば異常な男。
    三島の場合はそういう人間的な醜さというものをあまり生々しく描かない。
    彼は美しいというものに何かしら信念がある人間だ。
    たとえば残虐なシーンであってもその血の色をバラにたとえ、ひいてはそのバラに大輪の花弁を見事に開かせることができる。
    そんな作家なのだ。



    物語としてはなんとなしに物足りない感覚は得た。
    何でだろう、
    出だしの鉛筆のところや女とともに日本橋を歩くその姿、落ちぶれた華族のくだりも、結構前に読んだ割には印象的に残っている。
    不思議な本だな、
    でも正直私には絶賛するほどのものとは思えない。
    たぶん本来の彼の劇的な肖像を三島がどうしてかきれいなものにと塗り替えてしまったからだ。
    不思議なのはどうしてあえてそのままに、確かに三島の物語はいつもこちらに存分な余韻を残して去っていってしまうが、あんなにも未完成に物語を終わらせたかだ。
    叱咤したかったのだろうか?
    いいや、違うだろう。
    くだらない一人の人間に焦点を当てての物語なんて凡庸で書きたくなかったのだろう。
    ならば、ならば、
    私はそれを読み解けていたのか?
    かれはおそらくその時代においては新しい時代の象徴となる人物だったんだろうな。
    『金閣寺』ほどの叙情も完璧な美しさもない。
    『宴のあと』ほど割り切ってもいない。
    中途半端な気もするけど、そうでもないのかしら。
    どういう訳か印象の弱い物語。だよな、





    2008/5/20

  • 普通におもしろい。

  • 青の時代<金閣寺

  • 光クラブ。山崎晃嗣。三島由紀夫の作品の中ではできていない、ということらしいけど内容は自分は好きです。「貸借法、全て 清算カリ 自殺」と駄洒落を書き散らした遺書を残して服毒自殺。

  • 借本。
    あっさりしてとても読みやすく、小説内で漂うアンニュイな雰囲気が好きです。

  • 三島の作品中では構成でつまずいた稀な作品。前半と後半では全く違った作品にすら感じられる。現代でも通じる題材なので比較的読みやすい。

  • 三島本人を思わせるような学生が主人公。主人公は光クラブ事件(今で言うところの闇金)の山崎がモデル。三島由紀夫は、執筆当時に巷を賑わせたニュースを素材にした小説を幾つか発表している。

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著者プロフィール

三島由紀夫(1925.1.14~1970.11.25) 小説家、劇作家。
東京生まれ。学習院時代から文才を注目され、1944年、東大入学と同時に『花ざかりの森』を刊行。47年、東大卒業後、大蔵省に勤務するも、翌年辞職。49年、『仮面の告白』で新進作家として地位を確立。『金閣寺』『鏡子の家』『近代能楽集』など、強固な美意識で彫たくされた作品を発表。海外での評価も高い。68年、楯の会結成。『豊饒の海』の最終回を書き上げ、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地東部方面総監室に立てこもり、割腹自決。

「2017年 『告白 三島由紀夫未公開インタビュー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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