青の時代 (新潮文庫)

著者 : 三島由紀夫

• 新潮社 (1971年7月27日発売)

感想・レビュー・書評

[ぽん☆ゆさんの感想 · 2020年3月22日]

書評にもあったが、たしかに前後ろの統一感がなく、尻切れとんぼ感が否めない

三島もやむなく出したのかもしれない。、
前半は主人公の生い立ちや心の悩み
後半は光クラブの物語であり、ストーリー展開が面白いのだが、なんだか統一感がないね。
三島の本は振れ幅が大きくて面白いです

[管理人さんの感想 · 2013年2月15日]

三島らしい表現が所々に見られるものの、話の内容は大して面白くもなく、深くもない作品。
話がどこへ向うのが漠然としたまま、進んでゆき、結局終ってしまった…という読後感でした。

[らすこりさんの感想 · 2011年1月14日]

実際に起きた高金利がし営業の事件を題材にした作品。
個人的にはあまり映えないような作品だと思いました。いや、言いたいことは解説に乗っているようなことだとは思うのですが、いまいちテーなをつかみ取れない作品だったなあと。

[baumkucenmameさんの感想 · 2010年3月2日]

この作者の作品はそれも水準が高い。
だからかもしれないけれど、他と比べて読みごたえがなかった。
作者による山崎晃嗣の解釈にもあまり納得がいかなかった。

[別回頭さんの感想 · 2008年1月2日]

三島の作品中では構成でつまずいた稀な作品。前半と後半では全く違った作品にすら感じられる。現代でも通じる題材なので比較的読みやすい。

[あめりかこーすけさんの感想 · 2007年1月7日]

よむよむ第32回

[Tsukkyさんの感想 · 2006年9月30日]

戦後初期の堀江といわれる人物がモデル。正直、いまいちな感がありました、いまいち内面、つまりなぜ闇金に走ったかというところが欠けているように思えました。

[yomeさんの感想 · 2006年3月30日]

ちと入り込めず。

著者プロフィール

本名平岡公威。東京四谷生まれ。学習院中等科在学中、〈三島由紀夫〉のペンネームで「花ざかりの森」を書き、早熟の才をうたわれる。東大法科を経て大蔵省に入るが、まもなく退職。『仮面の告白』によって文壇の地位を確立。以後、『愛の渇き』『金閣寺』『潮騒』『憂国』『豊饒の海』など、次々話題作を発表、たえずジャーナリズムの渦中にあった。ちくま文庫に『三島由紀夫レター教室』『命売ります』『肉体の学校』『反貞女大学』『恋の都』『私の遍歴時代』『文化防衛論』『三島由紀夫の美学講座』などがある。

「1998年 『命売ります』 で使われていた紹介文から引用しています。」