豊饒の海 第三巻 暁の寺 (あかつきのてら) (新潮文庫)

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レビュー : 181
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101050232

感想・レビュー・書評

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  • 1・2巻から続いて興味深いのは序章あたり、夢と転生。どうしてここで欲望の話になるのか、終わりの巻でどうなってしまうのか分からなくなった。

  • この巻で転生の謎は究極の位置まで来たように思う。それが本多が見たベナレスでの光景。ベナレスの描写とそれに直結する結末では、途轍もない高揚感が襲ってくる。また、この本はある面ではバンコク観光のための異色ガイドにもなる。

  • 2019.12.07読了。
    今年42冊目。

    豊饒の海第三巻。
    ストーリーも一番面白かったけど、インドのベナレスのくだりが興味深くもう一度そこだけ読み直したいw
    が、とりあえず最終巻天人五衰を早く読もう。

  • 対照的に描かれる、本多の「老い」と「あこがれ」が読んでいて辛いほど。でも「ベナレス」は圧倒的。

  • タイに住んでいるので、舞台を思い浮かべやすく面白かった!

  • 川島雄三の風船を見たときに感じた、この時代の1890年前後生まれの世代に対する無自覚な印象が盛り込まれている気がする。今と違い格差が大きいから一概に世代とは言えないけど

  • 豊饒の海(1)の感想ご参照

  • 豊穣の海4部作の第3作め。起承転結の転。なんとも驚く展開。法と規律の世界に生きていた本多が、タイ・インドを訪れることで大いに変っていく。次はどのように転生するのか、早く第4部が読みたくなる。

  • 豊饒の海、第3巻。これまでと少し異なって、生と死がとても緊密に隣り合っている。タイでの風景、戦後の混乱、男女の絢爛。個人的には好きだが、何にせよ文章が豊潤すぎて読むのに難儀している。次は最終巻。この豊潤で絢爛で長い物語がどう締め括られていくのか。

  • 考えて見るとちょうど20年前、これを読んでその後にインドに行き、ヴァラナシも訪れた。自分はこんな場所があることを受け入れること自体も世界だと思い、人生を変えるほどの衝撃を受けるとまではいかなかったのを覚えている。
    時代が下るにつれて俗っぽくなる本多とその周りは作者の眼に映る日本そのものだったのだろうか。それとここで本多の戦中の研究として急に観念的に現れてくる仏教観とのあまり精妙でもない混ざり具合がこの巻を読みにくくさせてているように思う。前巻では仏教をすごく否定する剣道の師匠が出てきたように思うし、もうちょっと良く考えてみたいのだけど…

著者プロフィール

三島由紀夫(1925.1.14~1970.11.25) 小説家、劇作家。
東京生まれ。学習院時代から文才を注目され、1944年、東大入学と同時に『花ざかりの森』を刊行。47年、東大卒業後、大蔵省に勤務するも、翌年辞職。49年、『仮面の告白』で新進作家として地位を確立。『金閣寺』『鏡子の家』『近代能楽集』など、強固な美意識で彫たくされた作品を発表。海外での評価も高い。68年、楯の会結成。『豊饒の海』の最終回を書き上げ、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地東部方面総監室に立てこもり、割腹自決。

「2017年 『告白 三島由紀夫未公開インタビュー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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