- 本 ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101051611
作品紹介・あらすじ
わずか29歳で夭逝した新美南吉は、美智子上皇后の胸に刻まれた「でんでんむしのかなしみ」や「手袋を買いに」など、多くの心優しい童話と詩を残した。不遇な幼年時代だったが18歳で「ごんぎつね」を発表。その後結核に苦しみながらも、創作の情熱は最期まで衰えなかった。生きることの淋しさを抱えつつ、それでも歩もうとする勇気を、繊細な感性で描いた傑作童話11編と数編の詩を収録した。 参考 宮内庁HPより別紙https://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/ibby/koen-h10sk-newdelhi.html
感想・レビュー・書評
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新実南吉傑作選として、今年新たに出ました。
上皇后美智子さまが愛読なさっている「でんでんむしのかなしみ」初めて読みました。
詩のようなとても短い話です。
大変失礼ながら、若かりし美智子さまに重ね合わせて、胸がいっぱいになりました。
こういう思いに共感されながらお過ごしになり、今の穏やかでお優しいお姿でいらっしゃるのだと、改めて感じ入っています。
ごんぎつね、手袋を買いになど有名な物語のほかに、詩も交えて17編収められています。
全編に漂う物悲しさは、やはり薄幸な生い立ち、若くして病に侵された境遇によるものでしょうか。
長く読み継がれていってほしい一冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
懐かしい。
「ごんぎつね」、昔国語の教科書で読んだことあるけど、こんな話だったっけ、いい終わり方してなかったなぁという記憶はあったけど。
これと「手袋を買いに」はまったく正反対な感覚。
208冊目読了。
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某展示会で、作品が、展示してあったから、久しぶりに、読みたくなって購入
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「ごんぎつね」「手袋を買いに」は小学校の頃、教科書で読んだきりだったが、時を経て大人になって読むと、美しく情景が思い浮かぶ豊かな表現と、哀しみや切なさをしみじみと味わえる。手元に置いてまた読み返したい。
「でんでんむしのかなしみ」皆かなしみを背負っていることがわかりあえたら、きっと自分にも人にも優しくなれるはず。 -
理解しきれない作品も多かったけれど、昔の日本の匂いはやっぱりホッとする。『狐』が一番良かった。
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岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00656950
わずか29歳で夭逝した新美南吉は、美智子上皇后の胸に刻まれた「でんでんむしのかなしみ」や「手袋を買いに」など、多くの心優しい童話と詩を残した。不遇な幼年時代だったが18歳で「ごんぎつね」を発表。その後結核に苦しみながらも、創作の情熱は最期まで衰えなかった。生きることの淋しさを抱えつつ、それでも歩もうとする勇気を、繊細な感性で描いた傑作童話11編と数編の詩を収録した。
(出版社HPより) -
懐かしいな〜という感じ。特にごんぎつねは。
新美南吉の作品は、小学校の時に習ったごんぎつねしか知らなかったが、著者の文章にはどこか心地よい温もりを感じる。 -
読んでよかった。
「ごんぎつね」と「手袋を買いに」しか知らなかったです。
じんわりと暖かく心に沁みてきます。
折に触れ読み返したいです。
著者プロフィール
新美南吉の作品





