粗食のすすめ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 59
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101056210

作品紹介・あらすじ

アトピー、アレルギー、成人病が蔓延する現代日本。肉類や乳製品を積極的に取り入れる欧米型の食生活で、丈夫な体が作れるのだろうか。便利だからといってファースト・フードや加工食品に依存していてよいのだろうか-。日本人の食生活の問題点を鋭くつき、風土に根ざした、伝統的な穀類中心の献立と調理方法をあらためて提唱する、「本当に健康になりたい人」のための栄養学。

感想・レビュー・書評

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  • やれ栄養素が、やれ生がいいだのと偏らずに


    自然のもの、
    春、夏、秋、冬、を感じながら
    その季節のもの、
    その地域のものを、

    できるだけ自然な形でいただくこと

    が大切なのだと感じた。

    人間も自然の一部であり、
    水も空気も土も、
    土の中の小さな生命(微生物)も
    季節によって変化している。
    その変化の中で生きる私たちも
    四季の恵を素直ぬ体内へ取り入れることが、最も自然なのである。

  • 粗食~興味深い内容。実際実施できるかは別問題ですが、土産土法や旬の食べ物は共感できる部分もあります。やっぱり米はいい♪

  • 日本人は日本人が長年食べてきたものでバランスする。イヌイットが白熊とアザラシだけを食べてバランスするように。
    そんな前提に立った筆者の栄養論は、テレビやCMで見るものとはまったく異なっていいます。
    「ビタミンC」「カルシウム」といった単一の栄養素や、「バナナ」「しいたけ」というような単一の食物を取り上げて、それが万能であるかのようにテレビでは喧伝されているけれど、そもそも人に必要な栄養素がすべて解明されているわけではないし、それぞれがどれくらい必要なのかも判明していない。
    大事なのは、先祖が代々食べてきたものを食べることなのだそうです。例えば日本人は米と野菜と魚から栄養を吸収しやすい民族なのだから、それを食べるのが一番良い。肉や牛乳や砂糖は体質として合っていない。

    一生のうちかなりのウエイトを占める「食」を考える良書。

  • 食源病とは、食生活が原因の病気のことである。

    食源病を防ぐ10ヶ条
    1、ご飯はきちんと食べる
    2、穀類は未精製のものを
    3、副食は野菜中心にする
    4、発酵食品を食べる
    5、肉類を減らす
    6、揚げ物は控えめに
    7、白砂糖の入った食品は避ける
    8、砂糖や塩は未精製のものを使う
    9、できる限り安全な食品を選ぶ
    10、ゆっくりよく噛んで食べる

  • これ読んでからご飯もりもり食べてます。

  • 日本人の食の大切さを実感

  • 食事の際に箸置きを使い、食べ物を口に運ぶ都度箸を置き、よく噛んで味わうことがマイブームとなりつつある今日この頃。
    また、身の回りのモノは「断捨離」でスッキリし、アタマとココロの中は「マインドネス瞑想」でスッキリ。
    日々、身近に接する様々なモノやコトを可能な限り整理し、少なくすることが、豊かで落ち着いた生活につながるのかぁ...と思い始めた今日この頃。
    さすれば「食」についても同じようなことが言えるのでは...との思いから、思わず手に取った本書。

    読了後の結論から申し上げますと...
    「極端に」にはならないように注意しつつ、私の食生活の土台をガラッと変えてみたくなるような、価値観の変化がありました。

    本書の主張は実にシンプルです。
    ご飯を主食、季節の野菜を中心とした副食、そしてお味噌汁などからなる粗食が、健康にとってとても大きな効果があること。
    できるだけ精製・精白されていない食物がおススメであること。この点、お米も玄米や胚芽米がベターとのこと。
    肉や牛乳などを減らし、発酵食品をよく食べるべきであるとのこと。
    食事はゆっくりよく噛んで食べること。
    などなど。

    現代の「食」の問題のひとつとして、「現代型栄養失調」が挙げられています。
    そのなかで、我々のカラダを一昔前にあった(らしい)「石炭ストーブ」に喩えた説明がなされています。
    非情に分かりやすく、大変共感するところです。
    「食」による、子どもたちの健康や女性の「慢性病5点セット(=生理不順、冷え性、便秘、貧血、肌荒れ)」への影響などもフムフムと頷いてしまう点が多い。

    ただし、総じて、科学的根拠がさほど明確でない点も見られます。
    ただ一方で、本書でも紹介されていますが、現代に至っても確固たる科学的根拠が明確に示し切られていないのが「食」の世界であるとも思います。この点、本書でも批判されている様々な「○○を食べて健康になる」ブームが瞬間的に出現しては消え去る光景がまさに証明しているように思われます。
    そのようななか、過剰な「食」を排し、日本の気候・風土で育まれた食物を適切な時に適量食するといった習慣、すなわち食の土台を見直すのも良いのでは...と思います。

    ただ、何事も「極端」はいけない。
    それは、本書の主張する「粗食」についても同じことが言えると思います。
    「食」においてそれをやると、本書でも批判されている様々な「○○を食べて健康になる」(=○○しか食べない)と同様な偏りに陥ってしまうことになる。

    何事も「適度」が大切。
    日々の生活のあらゆる面に影響を及ぼす食生活。
    自分に合う、自分の今の心と身体に合う食生活の土台とはなにか...
    本書は、この大切なことを真摯に見つめ直させてくれる、ひとつの良書だと思います。

  • さまざまな食の本、ダイエット本、栄養本を読み漁ってきたが、どの主張が本当なのか、迷走していました。読みかけのまま本棚に眠っていたこの本を読んだら、なんだかスーッと納得できました。で、実践したら体調もよろしい感じ(肉類も少量食べてますが)。ただし白米だけでがしがし行くと、私の場合はやはり太ります。玄米・白米・押し麦に、プラスきびやアマランサスなどのごはんを食べてます。

  • 欧米型の食生活で、丈夫な体が作れるのか? 日本人の食生活の問題点を鋭くつき、風土に根ざした、伝統的な穀類中心の献立と調理方法をあらためて提唱する、「本当に健康になりたい人」のための栄養学。


    第1章 食生活の「五五年体制」崩壊へ
    第2章 「栄養素信仰」の大罪
    第3章 食源病時代の食事法
    第4章 現代型栄養失調の改善策
    第5章 FOODは風土が決める
    第6章 食生活改善の主役はご飯
    第7章 今、子どもと若い女性の「食生活」が危ない!
    第8章 間違いだらけの食事常識

  • ■書名

    書名:粗食のすすめ
    著者:幕内 秀夫

    ■概要

    アトピー、アレルギー、成人病が蔓延する現代日本。肉類や乳製品
    を積極的に取り入れる欧米型の食生活で、丈夫な体が作れるのだろ
    うか。便利だからといってファースト・フードや加工食品に依存し
    ていてよいのだろうか――。日本人の食生活の問題点を鋭くつき、
    風土に根ざした、伝統的な穀類中心の献立と調理方法をあらためて
    提唱する、「本当に健康になりたい人」のための栄養学。
    (From amazon)

    ■気になった点

    ・卵を多く食べる人も、食べない人も、卵の一部分(タンパク質、コ
     レステロール)だけをみて良し悪しを決めている。

    ・それぞれの民族は「自然に即した偏食」なのだ。

    ・欧米食が~~だから、日本人も~~すべきだというのは、本当に
     根拠のない誤った論法である。

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著者プロフィール

1953年茨城県生まれ。東京農業大学栄養学科卒業。管理栄養士。フーズ&ヘルス研究所主宰。「学校給食と子どもの健康を考える会」代表。山梨県の長寿村を知って以来、伝統食と民間食養法の研究を行い、日本列島を歩き尽した末に「FOODは風土」を実感し提唱する。現在、日本全国を講演でまわり食事相談を行うほか、全国各地の社員食堂や学校給食の改善に奔走中。病気予防や健康に役立つ実践的な食養法の第一人者として新聞・雑誌などでも活躍している。

「2018年 『病気知らずの体をつくる粗食のチカラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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