西域物語

  • 新潮社 (1977年3月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784101063225

みんなの感想まとめ

広大な西域の歴史と文化を探求する本書は、著者が実際に訪れたシルクロードの旅を元に描かれています。ゴビ砂漠からカスピ海に至るまで、民族の争いや隊商の生活を生き生きと伝え、読者を夢と冒険の世界へと誘います...

感想・レビュー・書評

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  • (1977.07.18読了)(1977.05.29購入)
    *解説目録より*
    東はゴビ砂漠から西はカスピ海に至る宏大な地域―西域。西域は著者の青年時代からの憧憬の地であった。本書は、二度の西域旅行の印象をもとに、この地に展開された苛烈な民族争覇の歴史、隊商の生活などをいきいきと描き、夢と冒険と謎に満ちた西域の魅力をあますところなく伝える。「アフガニスタン紀行」併録。

  •  西域とは中国の西方にある国々の総称。著者は「敦煌」「桜蘭」など多くのシルクロードものを書いていますが、この本は著者自身が実際にシルクロードを訪れた際の紀行文で、新聞に連載されたものをまとめた一冊です。冷戦時代とあって渡航もままならなかった旧ソ連領の西トルキスタン、キルギスタン、ウズベキスタンなどを訪ね、そのときの印象を綴りながら、名所旧跡にまつわる歴史物語を織り交ぜていくスタイル。40年以上も昔の紀行文ですが、いま読んでも純粋に西域へのあこがれをかき立ててくれます。

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著者プロフィール

井上 靖 (1907~1991)
北海道旭川生まれ。京都帝国大学を卒業後、大阪毎日新聞社に入社。1949(昭和24)年、小説『闘牛』で第22回芥川賞受賞、文壇へは1950(昭和25)年43歳デビュー。1951年に退社して以降、「天平の甍」で芸術選奨(1957年)、「おろしや国酔夢譚」で日本文学大賞(1969年)、「孔子」で野間文芸賞(1989年)など受賞作多数。1976年文化勲章を受章。現代小説、歴史小説、随筆、紀行、詩集など、創作は多岐に及び、次々と名作を産み出す。1971(昭和46)年から、約1年間にわたり、朝日新聞紙面上で連載された『星と祭』の舞台となった滋賀県湖北地域には、連載終了後も度々訪れ、仏像を守る人たちと交流を深めた。長浜市立高月図書館には「井上靖記念室」が設けられ、今も多くの人が訪れている。

「2019年 『星と祭』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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