痴情小説 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2006年5月30日発売)
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本 ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784101064222

感想・レビュー・書評

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  • エロさと気味の悪さが渾然一体となってこの閉塞的な空気を醸し出している。ねっとりと纏わりつくような読後感。なんともいえぬ後味の悪さが残る。

  • 泥のようなぬめっとしたものがぐちゃぐちゃ底に溜まっている空気…官能と死と、近いところにある世界でした。
    岡山は日本一晴れの日が多い、みたいに書かれてあったのですが、何故出身の作家さんはじめじめしたものを書かれるのか不思議です。
    岡山弁、なんだか寂しくて良いです。

  • ねっとりとした読後感です。

    こうゆう、女の気味悪い話書かせたら 上手いです。

    恐怖と官能はよく似ている。まさにそうだわ・・・

    13の話からなる短編集ですが、出てくる主人公は中年の哀れな女多し・・・・そして悲しい結末多し・・・

    タイトルが卑猥なのでブックカバー必須ですね。

  • ねっとりとした湿った空気に寒気を感じる。

    岡山弁と性風俗
    官能と恐怖は表裏一体
    気味が悪く醜い女

    そんな短編小説・・・

  • 薄ら寒くなるお話ばかりで、読んでいて怖いけれどそれでも面白かった。境界線に漂うようなこの著者独特の文章がとても好きだ。

  • 初官能小説かな。官能と恐怖は似ていると思いました。

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著者プロフィール

岩井志麻子 (いわい・しまこ)

岡山県生まれ。1999年、短編「ぼっけえ、きょうてえ」で第6回日本ホラー小説大賞を受賞。同作を収録した短篇集『ぼっけえ、きょうてえ』で第13回山本周五郎賞を受賞。怪談実話集としての著書に「現代百物語」シリーズ、『忌まわ昔』など。共著に『凶鳴怪談』『凶鳴怪談 呪憶』『女之怪談 実話系ホラーアンソロジー』『怪談五色 死相』など。

「2023年 『実話怪談 恐の家族』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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