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- 本 ・本 (183ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101065045
感想・レビュー・書評
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読みやすい本ですが、現在につながっている話かと言うと、なかなか肯定的なものを引き出すのは難しいかも。
あまりに時代背景が変わり果てていて、そのままという訳にもいかず、そのせいもあるのか、自死への流れがちょっと唐突な感じを受ける。
もしかすると同時代に読んでいれば、この流れは自然なものなのかもしれませんが、そこを好意的に汲み取るのは少々無理線かと。
まぁでも読めます、それは力量ある作家の力ある作品の証左であることは疑いなく。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久しぶりに読み返したけど、50年ぐらい前の文章なのに全然読みにくくないのがすごい。
物語に昨今のミステリ小説みたいな大きな起伏はないのだけど、人と人との掛け合いがすごく丁寧に書かれていて、スラスラ読み進めてしまう。かといって徐々に八方が塞がっていく主人公にあまり悲壮感が漂ってなくて、いつも読んだ後ちょっと爽快感あるのが不思議。
実は坂本睦子がモデルで、その初めての相手が直木賞のモデルになった直木三十五だったとか、読んだ後に嘘か本当か分からない逸話を調べるのも楽しい。 -
韓国、釜山などを舞台とした作品です。
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とにかく文章が美しい。
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著者プロフィール
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