あなたにあいたくて生まれてきた詩 (新潮文庫)

宗左近

• 新潮社 (2004年7月28日発売)

感想・レビュー・書評

[goya626さんの感想 · 2022年8月26日]

詩人の宗左近が８４編の現代詩・子どもの詩を選び、１ページの解説を加えたもの。この解説が詩人らしい文章で気が利いている。なるほどそう読むのかと思うと同時に、これ以外の解もありそうだと思わせてくれる懐の深いものなのだ。読む人間の想像力も刺激してくれる。

[yuzlogさんの感想 · 2013年3月26日]

誰かに贈りたくなる本。

有名な詩人と、一般の人たち、特に子どもが書いた詩が心を打つ。
思わず微笑んでしまうような、不思議な言葉たち。
自分にとって大切な言葉は名言集を読めば簡単に見つかる。
しかし、これほど誰かと分かち合いたいと思える言葉が詰まった本は他にない。

残念ながら絶版のようなので、
古本屋に行ったら毎回必ず探してみる。

この本を贈りたいと思える人に出会いたい。

[tukattyanさんの感想 · 2011年10月19日]

ひどく優しいうたばかり。静寂に呑まれて消えるうたばかり。

[kohatanotakashiさんの感想 · 2007年2月24日]

金子みずずや天野忠というプロの詩人から、新聞投稿した当時幼稚園児の作品まで著者の詩人の選んだ84編が解説と共に収められています。心が洗われました。

[Στέφανοςさんの感想 · 2019年2月4日]

解説：中沢けい、イラスト：川上和生

[knkt09222さんの感想 · 2012年3月28日]

よいものとそうではないものという区別は別として、好きな詩の特徴の一つに、それなりの短さというポイントがある。
１ページという面積がちょうどいいのかもと気づく。

著者プロフィール

詩人・評論家・仏文学者（1919～2006年）。


「2015年 『混声合唱とピアノのための 宇宙』 で使われていた紹介文から引用しています。」