西行花伝 (新潮文庫)

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感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (800ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101068107

感想・レビュー・書評

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  • ゆっくり読みたい時に読むので、積ん読。

  • 本好きな恩師が貸してくださった本。美しく厳しい和歌の世界に浸ることができる一冊。

  • 10年ぶりの再読です。
    言葉の力の偉大さと、生きることの楽しさ(花)を伝えてくれる。

  • 日本語の美しさが心地良い。西行がなんでもできすぎなのが鼻につくが。。。しかしとても優美な世界。再読したい。

  • ずっと気になる存在だった西行さん。
    そしてずっと気になっていた小説。
    櫻とともに生きた方ですね。 

    西行さんが出家する前後が
    一番興味があったので、ぐんぐん読めましたが

    それにしても新院がもう…。
    あそこの文章の壮絶さがもうね。圧巻でした。

    美しい言葉や、色々な意味で胸に刺さる言葉が沢山でした。

  • 平安末期は夢が膨らむ。
    西行云々より平家台頭に燃える。

  • 長期間、ちびちびと読んだ。元はと言えば、夢枕獏の朝日の連載小説が似てる話だったので。構想はこっちのほうがよほどしっかりしている。重厚で読み応えあり。

  • 西行法師の生涯を、周辺人物・時には西行自身の独白というカタチで追うフィクション。700ページという読み応えある本でした。
    風流に生き、恋に生き、詩歌に生き、遁世の身でありながらこの世を愛し続けた西行。彼の世界観はまさにこのようであったのではないかと、フィクションながら感動させられます。

  • 言葉や歌の意味づけが興味深く、出家の意味をあらためて考えさせられた作品です。
    (参照;http://blog.so-net.ne.jp/shachinoie/2007-09-20

  • 平安時代の僧侶 西行の「みちのくひとり旅」。
    「願わくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ」という最期の和歌に込めた西行の気持ちがわかる故・辻邦生さんの名著です。
    一度、読んでみてください。

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著者プロフィール

作家。1925年、東京生まれ。57年から61年までフランスに留学。63年、『廻廊にて』で近代文学賞を受賞。こののち、『安土往還記』『天草の雅歌』『背教者ユリアヌス』など、歴史小説をつぎつぎと発表。95年には『西行花伝』により谷崎潤一郎賞を受賞。人物の心情を清明な文体で描く長編を数多く著す一方で、『ある生涯の七つの場所』『楽興の時十二章』『十二の肖像画による十二の物語』など連作短編も得意とした。1999年没。

「2014年 『DVD&BOOK 愛蔵版 花のレクイエム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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