ぶらんこ乗り (新潮文庫)

  • 新潮社
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本棚登録 : 6151
レビュー : 885
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101069210

感想・レビュー・書評

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  • 10年くらい前、いしいしんじさんの本が苦手で読めなくて、こないたクーツェを読んでみたらおもしろく読めて、もうだいじょうぶなんだとぶらんこ乗りを読んでみたらぜんぜん読めなかった。ずっとつらい。

  • 素朴。表層だけしか受け取れていない感じがして、わたしにはあまり合わなかった。

  • 弟の書く文章が本当に独特。
    小学校低学年という設定のため、ひらがなが多くうまい日本語ではないが
    心温まる話や、怖さを感じる話になっている。
    直接書かないのに弟が姉、父親が母親を、指の音が人間を大好きなこと
    が痛いほど伝わってくるのは上手い。

  • 不思議で、二回読んだ

  • 不思議な作品

     主人公が作るショートショートがなかなかおもしろい。ふわふわ感があっていい味だ。ホントかな?と思ったら、動物の話はホントだそうな。

     また、ストーリーもいい。生き物の声が聞こえるなんていいじゃないか。いや、向こう側の声が聞こえるんだな。驚きの展開もさらっと語られる。そして、主人公が書いてくれた手紙。ここが一番じわっときたなぁ。後の手紙も向こう側からの手紙かなぁと思うな。

     その後は、そのまま流れに沿って。なんだかよくわかんないエンディングなんだが、向こう側との境界を雹や雪で示す感じは好きだな。

     1,001冊目はなかなかいい物語だった。満足だ。

  • ハワイ島で読んだ。悲しい話なのに何故か明るい気持ちに慣れた。この本はニューヨーカーの英語講師に勧めらた。童心を忘れてない自分がいて安心した。

  • 高校生の姉の一人称で語られ、
    小学生である弟のノートで回顧する、
    という展開上、漢字がかなり開かれており
    序盤はなかなか読みづらい。

    中盤は根底に悲しさが満ちあふれ、
    ページをめくるのが苦しい。

    終盤まで孤独をずっと引きずっていくのだが、
    最後は温かな終わりを予感させる。

    良いところがたくさんある作品だったが、
    あまりにも露骨なミスリード、
    かつそれが後から読み返すと無理があるので
    評価としては少し低めに設定した。
    (ネタバレになるので書けないのがもどかしい)

    悲劇のようでありながら喜劇、
    喜劇のようでありながら悲劇、
    どちらとも言える薄いヴェールを
    文章にまとわせるのが得意な作家だ。

    そういう感覚は、メルヘン作家として
    大切な資質になると思う。

  • 2016/06/21

  • 高校生の時に読みました。なんか訳わからなくて面白かった!という思い出。

  • 読んだ。
    『天然生活』のコラムきっかけでこの方を知った。これはアリ。

著者プロフィール

いしいしんじ
1966年、大阪生まれ。京都大学文学部卒業。94年『アムステルダムの犬』でデビュー。
2003年『麦ふみクーツェ』で坪田譲治文学賞、12年『ある一日』で織田作之助賞、
16年『悪声』で河合隼雄物語賞を受賞。
そのほか『ぶらんこ乗り』『ポーの話』『四とそれ以上の国』『海と山のピアノ』など著書多数。
趣味はレコード、蓄音機、歌舞伎、茶道、落語。

「2019年 『マリアさま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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