麦ふみクーツェ (新潮文庫)

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レビュー : 289
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101069227

感想・レビュー・書評

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  • ほんわかしているようで結構生々しい、不思議な感じ。

  • 初めていしいしんじを読んだ。

    用務員さんが卒業式で鐘を鳴らした場面は思わず何度も読み返してしまった。

    「ねこ」と呼ばれている少年が用務員さんが残した楽譜をみてタクトをふるところが好き。

  • 小川洋子みたいにめっちゃ好きー!!とはならないけど似た雰囲気。

    くじけそうになったり、諦めそうになったら読んだらいいと思う。

    変な自分がきっと受け入れられるはず。

  • おもしろかった。
    けど、よくわからないトコロもあった。

    音楽がよく出てくるのですがその表現がうまくて今にも音が聞こえてきそうな本でした!!

  • なんだかすごくかなしくてしあわせ
    音楽がきこえてきそう

  • この小説自体が音楽なんだと思いました。

    「とん、たたん、とん」の基本のリズムが常に鳴っていて、動詞が全部ひらがなの文章がやさしいメロディーを奏でていて、魅力的なキャラクターのほろ苦くも暖かいエピソードが、歌になって聞こえてくるような気がしました。

    何も聞こえないはずなのに音にあふれた文章でした。本当に不思議。

    音楽の源は打楽器だというおじいさんが好きでした。

    あと、がらくたの楽器を使って楽しく演奏する吹奏楽団や、ねこの手術の時にドアの外で思い思いの音を奏でる人々…。

    これぞ音を楽しむ、音楽の本質なんだよなあ。

  • 良いも悪いもないよ 麦ふみだから。 うろ覚えですが、そんな言葉があったと思います。いしいさんの書く言葉たちは素敵なものが本当に多くて、読んでる内に胸がギュッとなって嬉しくて幸せになります。大好きな作品のひとつです。

  • 死ぬこと、生きることがすとんと心に落ちてくる。震えがとまらなかった。

  • こういう作品を書けるってすごいなと思う。

    へんてこな人間もちゃんとそれぞれ居場所がある。
    というよりも、実はみんながみんなへんてこな人間で、そのへんてこな人間がみんなでへんてこな味を出せば素晴らしいものを作り出せる。

    音楽をきっかけとして、そのことを教えてくれる。

    けっして押しつけがましくも説教くさくもない。
    奇想天外な逸話をちりばめられて、それでもきちんとひとつの物語が作られている。
    出だし、わけのわからない話が続いて読んでいて、なんだこれって感じだったけど、最後の方はしっかり盛り上がって、最後になるとすべてがおもしろかった。

  • 初めて読んだいしいしんじさんの本。久しぶりに「ああ、いいな」と思える本に出会えたと感じた。
    ただ不思議でほんわかしたお話かと思いきや、残酷というか、妙にさっぱりしている部分もある。だからこそあたたかさを感じる。

    お父さんのオムレツのエピソードが素敵。

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著者プロフィール

いしいしんじ
1966年、大阪生まれ。京都大学文学部卒業。94年『アムステルダムの犬』でデビュー。
2003年『麦ふみクーツェ』で坪田譲治文学賞、12年『ある一日』で織田作之助賞、
16年『悪声』で河合隼雄物語賞を受賞。
そのほか『ぶらんこ乗り』『ポーの話』『四とそれ以上の国』『海と山のピアノ』など著書多数。
趣味はレコード、蓄音機、歌舞伎、茶道、落語。

「2019年 『マリアさま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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