麦ふみクーツェ (新潮文庫)

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本棚登録 : 2486
レビュー : 289
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101069227

感想・レビュー・書評

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  • いしいしんじさんの作品を読むのは初めてだったので、最初はひらがなと漢字の独特な使い方が少し読みにくいと思ったけれど、ストーリーがおもしろくてどんどん読んでしまった。読後感も爽やかでよかった。
    ただ、仲間を求めてさまよう恐竜の話はレイ・ブラッドベリにほぼ同じ設定の話があるし、全体になんとなくポール・ギャリコの「ほんものの魔法使」を思い起こさせるなど、「どっかで見たような感」は否めない気はする。

  • 体が大きく、ねこの鳴き真似の得意な「ねこ」と音楽の話。日本の作家さんなのに、翻訳のような感じのする文体。現実にファンタジーが紛れ込んでいるが、全てが優しく、違和感なく流れていく感じ。
    どこがどうおもしろいとは表現しがたいが、音や香りが目に見えるようで、ほっこりした気分になった。

  • なんだかへんてこだなぁと思う、すべての人へ

  • お話の中で書かれているへんてこさに誇りを持てる方法、なんとなくだけどわかる気がする。

  • 群れるの苦手で休憩時間にポツンと『ぶらんこ乗り』読んでたら、先輩に声をかけられて貸していただいた。
    師走のざわめきに負けず読みきれるかな…
    電話が鳴ってる。陽が翳りだす。
    外が騒がしい…

  • どうしても読み進められなくて、
    レビューを見て、最後まで読んだ方がいいんだろうな…と思いながら、
    途中でやめてしまいました。

  • 合奏は楽しい
    大変なこともあるけど、やっぱり楽しいよね!
    て気持ちになった。
    悲しかったり、切なかったりするけど、でも最後はなんだか安心する終わりだった。

  • 音楽にとりつかれた祖父と、素数にとりつかれた父と慎ましく暮らす、とびぬけて大きなからだをもつぼくの物語。

    どこか遠い国の童話かおとぎ話のようなこの世界観に最後まで入り込めなかった気がするのだが、気がつくと読み終えてた。

    正直面白かったかと言われればそうでもなく、かと言って面白くなかったかと言われればそういう訳ではない。

    なんとも不思議で難しい作品。

    終盤までは、不思議な世界の中、悲しい話で埋め尽くされるが、決してネガティブではない。

    「麦は、つぶされることで強く成長する。それで成長せずにくさってしまった種があったとしても、それは畑の肥やしになる。どんなことも、無駄だったということは何ひとつない」

    悲しい出来事や理不尽な出来事も無駄なことは何一つない、それを独特の世界観で描こうとしているのかも知れない。

  • まず、とても面白いし童話なんだけどそこらの童話とは内容のスケールが桁違いに広い
    結局クーツェは「あ〜」って感じなんだけど、もちろん登場人物は個性的で魅力的で、いろいろな人間が居る様にいろいろな人生があるんだよって言われてる気もした。

    ねこには才能があったといえば簡単だけど、周りの雑音に左右されずに個性を追求する芯がなかったらみんなと同じで、本当は強い人間なんだけど一見弱い感じなのが不思議だった。
    楽しい作品で童話チックで細かくというか隅々までねこの故郷や挑戦するために訪れた大都会も描かれててすごくキレイで、特に故郷はねこが羨ましいほど美しい!

  • 麦を踏むとん、たたん、とんという音がいつまでも心地良い。
    長いお話で、最初は中々面白さが分からなかったし、内容が入ってこなかったけれど後半でやられました。

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著者プロフィール

いしいしんじ
1966年、大阪生まれ。京都大学文学部卒業。94年『アムステルダムの犬』でデビュー。
2003年『麦ふみクーツェ』で坪田譲治文学賞、12年『ある一日』で織田作之助賞、
16年『悪声』で河合隼雄物語賞を受賞。
そのほか『ぶらんこ乗り』『ポーの話』『四とそれ以上の国』『海と山のピアノ』など著書多数。
趣味はレコード、蓄音機、歌舞伎、茶道、落語。

「2019年 『マリアさま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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