雪屋のロッスさん (新潮文庫)

  • 新潮社
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本棚登録 : 813
レビュー : 87
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101069302

感想・レビュー・書評

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  • 20110410 いい、他も読みたい

  • 結構不思議なショートショート集で、ちょっと読むにはいいかも。
    割と切ない感じの話が印象に残る。

  • 様々な人々、様々な職業。
    様々な生き様を楽しめる。童話的な文章が優しい。

  • 色々な職業の人達について描かれた短編集。

    全体的に優しい…というか、柔らかいというそんな雰囲気があるけれど、それだけじゃない。ほのぼのしているだけでなくて、時には残酷ささえも感じられ、全体を通して考えてみると、何だか不思議なお話だったなーと。

    個人的には表題にもなっている「雪屋のロッスさん」と「旧街道のトマー」がお気に入りです。切ないけれど、あったかい雰囲気がします。
    あとは一番最初の「なぞタクシーのヤリ・ヘンムレン」。これで『雪屋のロッスさん』の世界観に引き込まれました。語彙と文章力がないから申し訳ないけど、とても素敵なお話でした。

    全体的に童話みたいな雰囲気があって読みやすいです。でも、童話みたいだからといって侮ってはいけない奥深さと面白さがありました!

  • ほんわか

  • 先日買って友人に貸したのを機に、内容は読んだことがあったけれど再読。短篇集なので、ぱらぱらと。
    いつもどこかにしんとした淋しさがただよっていて、でもそれだけでなく、あたたかな何かもある。ひととひとがつながることの不思議。すれ違って、また交わって。すれ違いも、次に交わることの布石かもしれない。
    ときどき読み返すのに、ちょうど良いリズム。

  • じんわり温かかったり、不思議だったり、時には残酷だった%

  • 11/01/31
    ほっこりあったか。

  • やっぱりこの本を読むと、職人に憧れてしまいます。

    もうすでに読んでましたが、
    文庫化にあたり購入して再読しました。

    ちょっと悲しい話もあるのですが、
    仕事をするなら、
    風呂屋の島田夫妻みたいに、
    ポリバケツの青木青兵みたいに、
    旧街道のトマーみたいに
    働けるといいなと思いました。

    文庫版には、ハードカバーにはなかった
    「編集者の関口君」という短編がオリジナルで書かれています。

    装丁はハードカバーのほうが好みだったので、ちょっと残念。

  • 5ページ程度の短いお話が30編。
    30人のさまざまな人たち(あるいはヒト的なもの)の、職業的な日常や職業的な出来事、にまつわる話がつづられています。
    雪を降らせる雪屋、果物屋、床屋、雨乞い、大工、ゴミ箱、王子、などなど。
    それらは時に、心温まる物語であり、残酷な童話のようであり、不思議なSFのようでもある。

    最初はあまりに短いお話に物足りなさを感じつつ読んでいたけれど、徐々に気づいてしまった。
    これらの短い物語が積み重なっていくにつれて、彼らの生きる世界が頭の中にできていくことに。

    その世界は完全に幻想の産物ではあるのだけれど、
    今ここにある現実世界への、祈りや願いが確かに息づいているのです。

    読みやすいけど、意外と奥が深かった一冊。

    「○○のナントカさん」って、自分自身の職業や技能が呼び名に付くのって憧れるなあ。
    所属する組織の名称なんかじゃなくて。

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著者プロフィール

一九六六年大阪生まれ。作家。 現在、京都のミシマ社の「きんじよ」に在住。お酒好き。魚好き。 蓄音機好き。二〇一二年『ある一日』で織田作之助賞、二〇一六年『悪声』で第四回河 合隼雄物語賞を受賞。『ぶらんこ乗り』『麦ふみクーツェ』『ポーの 話』『 海と山のピアノ』(以上 、新潮社)『みずうみ』(河出文庫)など著作多数。

「2018年 『きんじよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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