その辺の問題 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2013年8月28日発売)
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本 ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784101069319

感想・レビュー・書評

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  • 何もしないか社会悪になるアル中が99%のところ、エッセイやら人生相談を何本も連載し、俳優もやり(テレビだけでなく舞台も演るから台詞覚えるだけでも大変だ)、トークショーなどもあり、小説も非凡なものを書き下ろし、多忙で人と交流することが源泉か?中島は自ら「酒はやめた」

  • らも存命時は関西方面に出張する時の旅本として1~2冊を買い求めていた。普通に手に入るモノについてはおそらく完読。本作も既読。きっかけは忘れたが、去年後半くらいから改めて再読しようと思い立ち
    最初に手に入ったのがこれだった。当時、旅本として購入したモノは人にあげてしまったり、売ったり、捨てたり。
    で、本作。いしいしんじとの対談集という軽い内容なので中身については文章自体は忘却の彼方。エピソードの断片は大脳皮質の襞にひっかかっており、内田裕也に追い駆けられた話しとか,
    ラリった猫がウサギを喰った話とか。知っている話だけれど再読しても面白い。

  • あー。面白かった。らもさんは何冊も読んだけどいしいしんじさんも面白い人なんだ!気軽に読めて、思わず吹き出しちゃうし、薬の話しとか好き。らもさんって意外とまじめなとこもあるんだ!愛おしさ増しちゃった。

  • 麻薬とホモセックスと獣姦の話ばっかりが目立ち、なかなかにひどい内容。いい意味で。
    いしいしんじもひどい。笑

  • 中島らもといしいしんじの対談集。
    いしいしんじの本は何も読んだことがないけど、
    これ読んだら面白そうだなと思った。

    濃い。
    とにかく濃い。
    よーこんなに濃い経験をたくさんしてはるなと思う。
    これだけ人生濃かったら、
    そりゃ面白いだろうなあ。
    うらやましい。

    あたしも濃く生きよう。
    やっぱり濃い人に、濃い事件はあつまるんだ。
    自分が濃くならなきゃな。

  • 犬の下りでは爆笑しました。

  • 中島らもといしいしんじの対談集。1998年に出版されたものの再文庫化ということで、すでに15年前のものですが、面白さは全くブレない。電車で読むと噴き出してしまうので要注意。

    それにしても、らもさんが破天荒なのはともかく、いしいしんじは作風とご本人のキャラが結構ちがうのにいつもビックリさせられます(町田康との対談しかり)。今更ながら、らもさんも、そんなに「ラリった」話ばかりしていていいの?と心配になるし(苦笑)。

    好きな作家や映画といった一見普通の話から、獣姦(…)に男色まで、対談のテーマは色々ですが、らもさんが萩尾望都の「アメリカン・パイ」を読んで不覚にも泣いたというエピソードは可愛らしかった(笑)。

  • 2013/8/29 Amazonより届く。
    2017/9/1〜9/4

    ダ・ヴィンチに連載されたらもさんと作家のいしいしんじさんの対談本。最初はぎこちなかったが、回を重ねるごとにシンクロし始める様子が面白い。しかし、らもさんはなんと言うか、すごい人だったんだなぁ。

  • 絶妙ナリ

    新潮社のPR
    「思わず号泣した少女マンガ。ぞくぞくするくらいまずい塩辛。水瓶に用を足した上海の木賃宿。永遠に未遂に終わる美少年への恋愛。スーツにロンドンブーツで出勤した会社員時代。ジャマイカで襲ってきた山賊。ビーフシチューを食べていたなまぐさ坊主。破天荒なふたりが語り尽くした、世の中の隅っこにある愛すべき問題の数々。名言、名エピソード満載、世紀の爆笑対談エッセイ」

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著者プロフィール

1952年兵庫県生まれ。大阪芸術大学放送学科を卒業。ミュージシャン。作家。92年『今夜、すべてのバーで』で第13回吉川英治文学新人賞を、94年『ガダラの豚』で第47回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞した。2004年、転落事故による脳挫傷などのため逝去。享年52。

「2021年 『中島らも曼荼羅コレクション#1 白いメリーさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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