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本 ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784101072128
感想・レビュー・書評
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芥川賞作家・芹沢光治良さんが晩年書かれた神様シリーズの1冊目。
素晴らしいキャリアを積まれた、とても素敵な年上の女性から勧められ、お借りして読みました。。
若き日々の芹沢さんと神との関係について書かれた自叙伝です。。
決して裕福ではなかった幼少の頃。。
秀才でありながら、中学を出たら働けと祖父から言われ・・
空に向かって「神様なんているものか!」
と心の中で叫ぶシーン。。
丁度、人生最大の試練(!)と思えるような状況だった私は、
「神様!どうして私がこんな目に遭わなければいけないの?
私は何も悪い事はしていないのに!」
と、同じように空に向かって心の中で叫んだ事を思い出し、
共感を覚えたのでした。。(おこがましいですが・・)
結局、芹沢少年は、担任の先生の紹介で支援者を得、
留学までさせてもらうのですが、
留学先で出会った友人達(科学者や後の起業家)との交流、
友情もとても素晴らしく、心が浄化されるような気分で読みました。。
芹沢光治良さんは、晩年 木とお話し出来た方なんです。。
人々の生活を長く見守ってきた木とのお話の内容も、
とても興味深く、こころに染みるものがありました。。
読むほどに心が浄化されて神聖な気持ちにしてくれた本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「宗教を卒業した」というフレーズはいいなと思った
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実際に読んだのは昭和61年版
著者プロフィール
芹沢光治良の作品





