娘と私 (新潮文庫 草 73E)

  • 新潮社 (1972年2月1日発売)
3.29
  • (0)
  • (2)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 19
感想 : 3
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

本 ・本 (556ページ) / ISBN・EAN: 9784101073057

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • てんやわんやの次に読んだ獅子文六の私小説的作品。
    フランス人との混血の幼子を抱えながら、育て、嫁がせるまでの作者の苦悩は、はかりしれない。
    が、娘を育てるために貰った二番目の妻千鶴子と、娘と作者の三人の物語でもあり、”てんやわんや”は、この千鶴子の実家のある愛媛の田舎を描いている。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

獅子 文六(しし・ぶんろく):1893─1969年。横浜生まれ。小説家・劇作家・演出家。本名・岩田豊雄。慶應義塾大学文科予科中退。フランスで演劇理論を学び日本の演劇振興に尽力、岸田國士、久保田万太郎らと文学座を結成した。庶民生活の日常をとらえウィットとユーモアに富んだ小説は人気を博し、昭和を代表する作家となる。『コーヒーと恋愛』『悦ちゃん』『娘と私』『七時間半』など長篇小説の他、『獅子文六短篇集』〈モダンガール篇〉〈モダンボーイ篇〉もある (ちくま文庫)。『娘と私』はNHK連続テレビ小説の1作目となった。『ちんちん電車』『食味歳時記』などのエッセイも多く残した。芸術院賞受賞、文化勲章受章。

「2024年 『父の乳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

獅子文六の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×