私のいる文章 (新潮文庫 も 11-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101073125

作品紹介・あらすじ

客観的な新聞記事を書くことが嫌になり、27年もの記者生活に終止符を打った著者は、いざ主観的な「私」のいる文章を書こうとして戸惑ってしまった。「私」のいる文章を書くためには、「私」自身を知らねばならない。しかし「私」ほど曖昧なものはないのだ。何かを書きためには、表現の技術は二の次で、まず表現する中身が大事であると説く、文章経験豊かな先輩からの心やさしいメッセージ。

感想・レビュー・書評

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  • 学生時代に読んだ。確か入試にも出たような。
    「私」がいる文章を書くには、「私」を知らないと書けないが、「私」ほど曖昧なものはなし。

    じゃ、私ってなんでしょうってことが、中身がないと書けないってことなんだと理解。

  • 国語の教科書(評論、説明文というジャンルになるのかな?)でよく見かけた森本哲郎さんの本。
    とっつきにくいかと思ったけれど、読みやすく、面白い。
    何冊か読んだ中でこれが一番勉強になった。

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著者プロフィール

1925年東京生まれ。東大文学部哲学科、同大学大学院社会学科を修了。朝日新聞編集委員などを歴任したのち著述に専念。旅を趣味とし、そのエッセイ・評論はユニークな洞察と巧みな筆致で多くの読者の支持を得た。

「2023年 『ニジェール探検行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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