月は東に―蕪村の夢 漱石の幻 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.75
  • (1)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 19
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101073163

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「世の中には、蕪村を知っている幸せな人と

     蕪村をまだ知らない不幸せなひとしかいない」

     という文章を、

     森本哲郎の「月は東に−蕪村の夢・漱石の幻」

     で読んだ記憶があります。

     森本哲郎と私自身の美的感覚が近しいのか、

     彼のこの本で、すっかり蕪村のファンになったのは、

     もう数年以上前でした。

    「愁ひつつ 丘に登れば 花いばら」

     この句を読んだときなど、

     これはあたかもゲーテの

    「童は見たり 野中のばら」

     の世界ではないかと、思ったものでした。

     郷愁の詩人「与謝蕪村」が、

     いかに純粋な心と温かい歌唱力を

     生涯持ち続けていたかが、

     これらの句でもよく判ります。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

森本 哲郎(関西大学教授)

「2016年 『現代日本の政治 持続と変化』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森本哲郎の作品

ツイートする
×