- Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101076256
作品紹介・あらすじ
川沿いに延びる、気持ちよさそうなサイクリングロードに惹かれて買ったマウンテンバイク。しかし、颯爽と銀輪を駆って風とひとつに…なるわけがなく、買物カゴをくっつけて車輪の向くまま行きあたりばったり。「ヤキイモ屋の基地」を発見したり、あるときはプレミアムモノの蝶を採集したり-ちょっと目を離したすきに姿を変えていく町の一瞬の風景を映した「平成東京風土記」。
感想・レビュー・書評
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クスッと笑える良い随筆だった(随筆って言葉カッコいい)。
"キリキリと"とかね。
変わりゆくからこそ哀愁を感じられる。新たな東京の側面を知って、東京が前より好きになりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2009/07/22 読了
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-角川春樹氏が束の間眺めたかもしれない、ありし日の景色を、一瞬、頭の中に描いた-
東京の西のほう。このエリアは、アート、アカデミックな匂いというか・・独自の空気感があります。泉さんの場合、切り口が、文学とか歴史とかでなく、「日常」を「違う視点」でみる、なので、目に見えない「独特の空気感」溢れるこの地域を選んでるのは正解かも。年とってもこんな気持ちで街めぐりできると楽しそう。 -
「吉田自転車」とならぶ東京自転車散歩本、こっちのほうも昔、回った辺りが出てきて懐かしい。こういった本を読むと、自転車乗るなら東京というのも有る意味うなずける。今度東京まで輪行しようかな。
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川沿いのサイクリングロードばかりじゃつまらない。 ご近所徘徊、謎探し、名所なんかなくても東京はおもしろいぞ。
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わたしも自転車生活者。自転車のスピードで自転車で行ける範囲をいろいろ探検します。気になったところで気軽に止まったり、もどったりできるのが自転車のいいところです。