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- 本 ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101081212
感想・レビュー・書評
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巡礼が昔からなぜ絶えず続けられているのか。古人に宗教に少しでも近づけられるのか。前半のいくつかの経験と後半の西行の話が今ひとつ結びつかずしっくりこなかったが、解説に得るところがあった。2022.5.22
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『巡礼の思想』(弘文堂、1995年)の改題版で、西行にかんするエッセイのみならず、著者自身が世界の聖地を訪れた経験にもとづくエッセイなどを収録しています。
西行にかんしては、浄土思想の影響を受け入れつつ密教に新しい展開をもたらした覚鑁に触れつつ、同時代の宗教的・思想的地盤が西行の生き方と考え方に影響をおよぼしたのではないかという著者の主張が示されています。こうした主張が実証的な裏づけを有するのかどうか、わたくし自身はつまびらかにしないのですが、西行という人物の生き方にせまる方法としては興味深く感じました。
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