手のひらのトークン

  • 新潮社 (1990年10月1日発売)
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感想 : 7
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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784101082110

感想・レビュー・書評

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  • ニューヨークに行ってみたくなった!

  • 1990年の出版

  • 1960年代末のニューヨークの雰囲気がなんとなく伝わってくる。文章も読みやすくスイスイ読み進めた。きれいな話しではあるけど、その分何か残るわけでもない。エッセイみたいな感じ。あとがきで「広告の最後の良い時代だった」みたいなことが書いてあったのが印象的と言えばそうか。

  • 安西水丸さんの私小説にちかいもの?
    アメリカ滞在中のアメリカやドイツ人、里美との生活。

  • 1969年、5年間勤めた電通を退職し、あてもないままニューヨークへ渡ってからの約1年を記した自伝的小説。著者のことを全く知らずに読んだ。当時は今よりずっと遠い国であったアメリカ。「四月になったら恋人が来る」という冒頭こそ新しい地での希望を感じさせるが、乾いた筆致で描かれる実際の生活は決して順調ではなく(もちろん良いことが全くないわけではない)。ニューヨークの寒い冬と、外国で異邦人として暮らすことのどうしようもない寄る辺なさ、虚しさが印象に残る。

  • 安西さんはイラストレーターとして有名ですが、
    彼の文章、わたしはとても好きです。
    力が入ってない感じがすてきです。

  • 安西水丸さんの日記のような小説
    小説のような日記

    ピンクフロイドを聞きながら町を散歩したくなった

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著者プロフィール

安西水丸 あんざい・みずまる(1942-2014)

東京生まれ。イラストレーター。
日本大学芸術学部卒業後、電通、ADAC(ニューヨークのデザインスタジオ)、平凡社でアートディレクターを務める。
1981年、フリーのイラストレーターに。
以降、広告、雑誌の表紙や挿絵、書籍の装画などで活躍のかたわら、小説、エッセイ、漫画、絵本なども数多く手掛け、今なお高い人気を博している。朝日広告賞、毎日広告賞、日本グラフィック展年間作家優秀賞、キネマ旬報読者賞など受賞多数。2005年には東京イラストレーターズ・ソサエティの理事長を務める。
自著に小説『アマリリス』、エッセイ『たびたびの旅』、絵本『がたん ごとん がたん ごとん』『クッキーのおべんとうやさん』、漫画『青の時代』『完全版 普通の人』など多数。
作品集として、これまでの作品や活動を初めて網羅的に収集した『イラストレーター 安西水丸』、一人のイラストレーターが何を感じ、どのように過ごしてきたのか、珠玉の絵に言葉を添えた『一本の水平線』がある。

「2022年 『安西水丸 カレンダー 2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

安西水丸の作品

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