- 本 ・本
- / ISBN・EAN: 9784101082127
感想・レビュー・書評
-
読んでる間ずっと感じてたこの気持ちをなんというんだろう。切ないとも違うし、もっとドライで諦めに近い感情。7編の短編は全て共通して日本からアメリカにきた「ぼく」が主人公で、出会った女性はみんな最後には姿を消してしまう。なんでこんなにごった文章がかけるんだろう。安西さんはアメリカにいる間ずっとこんな気持ちを抱いていたんだろうか。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
短編で登場する女たちが、ほぼ全て皆物悲しい状況下にあり年上の愛人(情夫)がいるという設定。
最初のアマリリスはストーリーは変わっているけど、景色の描写がキレイで嫌いではない。全体的に孤独で暗いイメージのまま進んでいき、その都度描かれる情景や状況がとても鮮明で、頭に残る。独特の雰囲気は好き。 -
絵本「がたんごとん」「りんごりんごりんごりんごりんごりんご」が大好きな幼い娘。
何が彼女を惹きつけるのか、それを知りたくて著者のこの小説を読み始めた。結局娘を引き付けたものは分からなかったが、情景の表し方が上手で、綺麗なものをきちんと綺麗と言える技術があるのだなと思った。 -
心地よいです。イラストも好きですが、この人の文章、好きです。
もっと書いてほしいです。 -
内容はひどい。だが、困ったことにすごく巧い。
ヘミングウェイとかフィッツジェラルド、
もっというと村上春樹ふう、というか。
描写も、プロットの運びも、一級品。
だが、内容は猟奇ポルノ。
どう見てもビョーキとしか思えないパターンの短編が、
手をかえ品をかえて延々とつづく。
センチメンタルなのは余計に気味が悪い。 -
なんか煙に巻かれてしまった・・?
著者プロフィール
安西水丸の作品





