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- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101088020
感想・レビュー・書評
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恋愛小説としてはそれほど自分にささらなかったが、伊藤整の芸術や哲学、小説への姿勢がどのようなものであったのか、またそれらが『典子の生きかた』にどのように昇華されてるのか、という点に着目して読むとかなり面白いと思う。個人的にはあとがきにおける伊藤整分析がかなり興味深かった。
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センター試験にも使われたことのあるお話。センター試験に抜粋された部分を読むだけでは、1リットルの涙や美丘のようなお話なのかと思ったが見事に裏切られた。正直ラストはもやもやするが、これが「典子の生きかた」なのかもしれないと考えさせられる作品。
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時代は変われど人は変わらず。自分自身に体当りできる女性がこの時代に居たのなら。
初体験・恋人の死。人生を変えてしまうかも知れないのに
その時点で全く語られないのは?
あえて語らない事で、我を通す典子を描きたかったのでしょうか?
後に回想描写を描く事で、深層心理を抉りたっかたのでしょうか?
という疑問を抱く私は男でしかないのかなぁと。
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