新編 風の又三郎 (新潮文庫)

著者 : 宮沢賢治
  • 新潮社 (1989年3月1日発売)
3.69
  • (88)
  • (98)
  • (173)
  • (9)
  • (4)
  • 1138人登録
  • 87レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (405ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101092041

新編 風の又三郎 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 宮沢賢治の童話や寓話を集めたもの。先に新編「銀河鉄道の夜」を読んでいたが、その本よりもウィットに富んだ寓話が多い印象。勿論、表題作を含めそうでない話もある。

    宮沢賢治はあまり得意でなかった❨読みにくかった❫が、リズムになれてきたせいかこれはそこまで読んでいて辛くなかった。銀河鉄道の夜は銀河の幻想的な描写も想像しつつ鳥取りに対する突然湧き出る情も理解しなければならなかったし、ベジタリアン大会は長いしずっと同じような応酬をしているだけだしでとにかく読んでいるだけで疲れる話が多かったが、今回の話はさっと読める感じがした。特に風の又三郎は子供たちの日常と非現実的な要素の組み合わせの塩梅が良く、読んでいて楽しかった。

  • 賢治さんの作品は
    教科書と猫ちゃんが出てくる以外の
    話がなかなか頭に入ってこなくて
    文字を追ってるだけで読めてない。
    を繰り返し、ようやく読めました。
    でも、もっと「読む」には
    教科書のように書き込まねば
    ずっと、読めてないんじゃないかなっていう
    気持ちのままな気もします。

    例えばブドリのように
    煙突からでる煙はどのようになるか、を
    きちんと説明できるような
    そういう知識をしっかりある上で読んだら、
    賢治さんの作品は
    また更にすごい世界に見えるのだろうなあ。

    小さい頃解説は飛ばすものだったけれど、
    解説を読むことで
    お話がするりと入ってきてくれることも
    あって、(もちろん自分だけの解釈も大事に
    することも大切だけれども)
    今はとても好きです。

    このテーマでまとめたよ。
    とわかるのも良いな。
    脳がそうなる。

    生活の中で、自然に身についたもの、
    勉強して学んで理解したものは
    一生の宝物だなあ
    (もっと学べばよかった…
    (学生のときもきっと大人になったら
    もっと学べばよかったと私は思うだろうなと
    思ってたけれどやっぱり思っている))…と
    読むたびに思い続けるのだろうな。

  • 2016.7.1(金)¥150(-2割引き)+税。
    2017.1.15(日)。

  • 2度読んだ。/「高田三郎」くんが、父のモリブデン鉱石の仕事都合で、転校して来た。/再度2度目を読む時、★ <嘉助>が、宮沢賢治と決めつけて読んだ。理由は、高田くんに、★「風の又三郎だ」と最初に呼んだ人であり、しつこく何度も「風神の又三郎だ!」と呼び名を定着させようとしたからである!/★唯一、嘉助の前で、高田くんは、ガラスのマントに光る靴を着用し、風に乗り空を飛んだが、私には、高田くんは、都会から来た、優しく利口で「やあ耕助くん失敬したねえ」「悪戯してすまなかったよ」と、★<又三郎>の、紳士な言動に、「デキメン」の色気を感じたナ!

  • 2016/11/17 読了

  • どれもかわいらしくて大好き。と思ってのめりこむ気持ちをおいてけぼりにして、物語はばっさり切れて終わる。途方に暮れてどっちに歩いたらいいかわからなくなる。

    まるで夢から覚めたばかりで、現実にチューニングを合わせられないような。

  • もっと、「風の又三郎!」と断定したような話だと思ったら、意外と「風の?」「又三郎?」って感じで、物足りなさが残った。
    ちょっとしたことでも「大げさ」に受け取ってしまう「子ども」の目線だからかも知れないけど。

  • 宮沢賢治を楽しめるようになってきたので又三郎にも挑戦。読み終わるのはわけないがやっぱり面白さはわからず。何で人気なんだろう?この中に入ってる「ツェねずみ」とか「蜘蛛とナメクジと狸」なんかは好き。怖いけどそれを超越したユーモアがあり、動物の生き死にの話も人間にとってはメルヘンなのか?ってところがすごくシュール。

  • 再読。賢治の童話の中でも動物もの中心のセレクトっぽい。仏教説話臭の強い「二十六夜」や「雁の童子」はイマイチだったけれど、前半の意外と性格の悪い動物ものはどれもシニカルで面白かった。「ツェねずみ」「クンねずみ」なんか、こういう人間いるよなあって(ねずみの話だけど)苦笑いしてしまう。「やまなし」はひたすら可愛い。クラムボン。

    好きなのはやっぱり、表題作と、賢治自身の理想の伝記っぽい「虔十公園林」と「グスコーブドリの伝記」。「祭の晩」は山男の話で、柳田国男の山人系の話などと比較してみると興味深い。全体的に東北出身者らしい土着した童話なのが賢治の魅力でもありますね。

    ※収録作品
    「やまなし」「貝の火」「蜘蛛となめくじと狸」「ツェねずみ」「クンねずみ」「蛙のゴム靴」「二十六夜」「雁の童子」「十月の末」「フランドン農学校の豚」「虔十公園林」「谷」「鳥をとるやなぎ」「祭の晩」「グスコーブドリの伝記」「風の又三郎」

  • 宮沢賢治やっぱり好き。
    この本読んで改めて思った。
    日本の子ども向けの童話や童謡がもともと大好きで、それは宮沢賢治がいたからこそ生まれてきたもんなんかも知らんなと勝手に思ってる。
    (絶対違うけど)
    銀河鉄道の夜が一番大好きやけど、この本もすごいよかった。
    昔の人の書くこわーいくらーい感じも興味深かった。

全87件中 1 - 10件を表示

新編 風の又三郎 (新潮文庫)のその他の作品

宮沢賢治の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

新編 風の又三郎 (新潮文庫)に関連する談話室の質問

新編 風の又三郎 (新潮文庫)に関連するまとめ

新編 風の又三郎 (新潮文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする