新編 宮沢賢治詩集 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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レビュー : 89
  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101092072

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに読んでみようかな、と思って手に取りました。近頃水谷豊さんが映画のプロモでテレビによく出てらっしゃったのがきっかけです(笑)。水谷さんといえば私の世代には「相棒」じゃなくて「熱中時代」。これに「永訣の朝」がテーマになった回がありました。それで大変に印象に残った詩です。賢治の詩は詩の形を取っていますが、とても物語的だと思います。それも大きな声で元気に読むより、少し小さい声で遠くから響かせる感じが心地よい。虹を扱ったわずか2行の詩「報告」もポツリ、という感じが好きです。件の「永訣の朝」はもっと静謐できれいな印象を持っていたのですが、今読み返すと、妹を失う間際の悲痛な時間が圧倒的に迫ってきます。私の「怖くて読めない『肉親が死ぬ』物語」のツートップ、森鴎外「高瀬舟」と幸田文「おとうと」に肉薄(笑)。これは年齢を重ねて、親しい人の死に対してリアリティを感じてくるからなのでしょうが…。賢治のいっぷう変わった物語世界にどっぷりつかることはありませんでしたが、言葉の運びの美しさ、描かれる世界の広さを楽しめる1冊だと思います。

  • たしかに影響を受けた時期がある。今は、探さなければ、どこにあるのかわからない本。この本の中には、なかったはずだが、たしか『よだかのほし』?に出てくる「なべての悩みを、たきぎに燃やし、ともにつくらん、はえある世界」?だったっけ、印象的です。数年前、ドキュメンタリー映画で、教師としての宮沢賢治さんに教わった人たちが、もうおじいさんになっていて、賢治先生の思い出を語る、というのを観ました。そのおじいさんたちが語る賢治先生は、魅力的でおもしろい先生だったようです。

  • 意識は遠く宇宙の端に引っかかる

  • はじめて読んだ時は、全然わからんかった。この人あたまおかしいんとちゃうかくらいの勢いで理解できなかった。
    今は、ない想像力をむりやり働かせてます。

  • 今 唯一持っている詩集。

  • 07.01/19 07.01/22

  • 一行目から鳥肌もの。

    “私という現象は、仮定された有機交流電燈の、一つの青い照明です”

    一瞬で異次元へ飛ばされる。

    個人的には『告別』が好き。

  • 同じく卒論でお世話になった賢治さんの詩集。メジャーなものを集めているので読みやすい。
    個人的には「小岩井農場」「薤露青」「青森挽歌」「雨ニモ負ケズ」がオススメ。

  • 語彙の強烈さに感嘆!!

  • 目標でありバイブル。
    そんな人に私はなりたい。

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著者プロフィール

宮沢賢治(みやざわ けんじ)
1896年岩手県花巻市に生まれる。中学生の頃から短歌制作を開始し、盛岡高等農林学校卒業後、童話を書き始める。1921年に稗貫学校(のち花巻農林学校)の教師となり、詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を刊行。26年農学校を退職して、みずから農民となり、33年に37歳で病死。主な作品に、童話「風の又三郎」「銀河鉄道の夜」、詩「永訣の朝」「雨ニモマケズ」などがある。

「2019年 『セロひきのゴーシュ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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