帰路 (新潮文庫 た 15-20)

著者 :
  • 新潮社
3.13
  • (2)
  • (2)
  • (9)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 52
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101095202

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ヨーロッパに行ってしまった。
    ヨーロッパの街や建物、食の描写もよかった、地図をみながら読みたくなる。

    構図というか主張、テーマが明快すぎて、本気なのか冗談なのか分からないと思った場面もある。

    視えてしまう とか、妙なものを見たという表現は、使うようになってしまいそう。

  • なぜ読むのだろうと思う。自分がなぜ日本に生きているのか、なぜ人は惹かれるのか、そういう答えを探すために読むのだろうか。

    時間潰しの読書というのがある。そういう読書をしたいときもあるけれど、それっきりになってしまうことも多い。この作品はそういう読み方をさせてくれない。読みながら、もっと色んな絵を視てみたい、色んな映画を見尽くしてみたい、なにより日本の風土に基づいた体験をしなおしたい、と駆られる。

    螺旋階段のような1日、人生、時代、どれも似たようなものだと思ったのはいつだったか。

    対象化するまなざし。
    駅の中吊りに出た故郷をみて、なにも海外にいかなくとも、自らを顧みることはできると思った。どこにいたとしても、大切なのは日常を対象化するまなざしなのだと思った。

    「分からなければ考えろ。」

  • ブラジル、トレドなどを舞台とした作品です。

  • ううん。あまり読みすすめれなかった本。でも純文学がすきなひとはナイスでしょうね。

全6件中 1 - 6件を表示

立原正秋の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×