アダムの裔 (新潮文庫 こ 8-2)

  • 新潮社 (1973年4月1日発売)
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感想 : 6
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  • 本 ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101097022

感想・レビュー・書評

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  • 『静寂の通路』全世界的に少子化が加速度的に進行し、しかも原因不明で乳幼児死亡率が急上昇(気づくのが遅い)→なんと知能を捨てて適合する進化が進行しつつあるらしい/『人類裁判』嫌気性菌だけが人類の弁護をしてくれた…判決は太陽系外で生命に出合うことが亡くなる56億⑦千万年/『お召し』地球全体が十二歳までのヒトの貯魚地となる。一切説明はなく混乱が千年はあったが4千年がすぎた時点で安定、11歳12歳が「オトナ」として社会の運営に当たっているシンプル制度で、共通言語に一本化…/『せまりくる足音』老人が淘汰される文明…

  •  「お召し」を目当てに借りる。
     巻頭短編「模型の時代」は、松本零士によるコミカライズを小学生のころ先に読んでいる。
     「お召し」にせよ「模型〜」にせよ、奔放に脚色されたものである。

  • 2011年8月14日読み始め 2011年8月15日読了
    3冊まとめて小松左京本を読んでたけど、これが一番面白かった気がします。
    表題作「アダムの裔」はかなり下ねたですけど、痛烈です。映像化不可能です…。「静寂の通路」は「沈黙の春」を元ネタにしてますが、「お召し」はちょっと「漂流教室」みたいでもあるし、「迫り来る足音」は「時計じかけのオレンジ」みたいでもあります。スラングとか。
    すごく短いショートショートですが「新都市建設」が私は好きですね。懐古趣味に読ませてやりたいもんです。
    小松左京の他の作品も読みたくなりました。

  • ショートショート「新都市建設」所収

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著者プロフィール

昭和6年(1931年)大阪生まれ。旧制神戸一中、三校、京大イタリア文学卒業。経済誌『アトム』記者、ラジオ大阪「いとしこいしの新聞展望」台本書きなどをしながら、1961年〈SFマガジン〉主催の第一回空想科学小説コンテストで「地には平和」が選外努力賞受賞。以後SF作家となり、1973年発表の『日本沈没』は空前のベストセラーとなる。70年万博など幅広く活躍。

「2019年 『小松左京全集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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