ほら男爵現代の冒険 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.39
  • (25)
  • (34)
  • (73)
  • (17)
  • (4)
本棚登録 : 577
感想 : 25
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101098043

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 内容紹介
    “ほら男爵"の異名を祖先にもつミュンヒハウゼン男爵の冒険。懐かしい童話の世界に、現代人の夢と願望を託した楽しい現代の寓話。

  • 奇想天外かつリアリティーのある不思議な冒険。

  • 『廃れない言葉の輝き』

    本当に素晴らしい文字は輝きを辞めない。風刺が強い作品だが、古さを全く感じさせない。今読んでも新しいし、間違いなく面白い。

    胸がスカッとしたり、グサッと心を抉られたり。SSでは味わえない星作品の魅力に感服した。

  • 長編も面白い!
    色々な歴史がおりまざってるのも良い。

  • 本家のほら男爵の冒険に負けないくらい面白い。
    やっぱりほら話ぽくなってしまう。かわいそう

  • 「ほら男爵現代の冒険」3

    著者 星新一
    出版 新潮社

    p49より引用
    “しかし、わしは武器だけは絶対にもらうなと、
    住民に忠告した。武器のおそろしさを、
    わしほど知っている者はほかにいないだろう。”

    ショートショートの代名詞とも言える著者による、
    実在した人物の子孫という設定の主人公による冒険談。
    砂漠に始まり砂漠に終わる、
    奇想天外な冒険が展開されます。

    上記の引用は、
    砂漠の国で酋長になった人物の一言。
    多くを書いてはつまらないでしょうから書きませんが、
    改心したのであればこういう考えになるのも当然な人物です。
    皆が一度は見聞きしたことのある実在や虚構の人物たちが登場し、
    皮肉と頓智の効いた話をしてくれるので、
    挿絵を増やして子供向けに出版されたら面白そうです。
    文庫初版は昭和48年となっていますが、
    古臭さを感じずに読めるところに、
    改めて著者の偉大さを感じずにはいられません。

    ーーーーー

  • 実はそこそこ内実を伴っているほら男爵の冒険
    星新一作品内での立ち位置が気にな

  • ほらふき男爵の孫の冒険。
    現代を風刺した小ネタがじゅずつなぎ。
    地底のミイラ男の話は笑いっぱなし。
    まともな人間に頼んだら危ない、なんてwwww
    (10.08.20)

    遠いほうの図書館。
    (10.08.01)

  • 星中毒再び。
    ミュンヒハウゼンって名前をもう忘れられないと思う。
    冒険がしたくなった!彼みたいに嬉しいハプニングにはなかなか会えないと思うが。現代風刺のユーモアには頭が下がります。

  • “ほら男爵”の異名を祖先にもつミュンヒハウゼン男爵の冒険。懐かしい童話の世界に、現代人の夢と願望を託した楽しい現代の寓話。

全25件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

星新一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×