- 新潮社 (1976年6月1日発売)
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感想 : 188件
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784101098081
みんなの感想まとめ
多様な物語が詰まったショートショート集で、特に社会や国家に対する風刺が巧みに織り込まれています。自宅を一国家として描く作品や、宇宙をテーマにしたもの、さらにはSF恋愛を扱った短編など、様々なジャンルが...
感想・レビュー・書評
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ホシヅル忌
ショートショート31編
ラストは、タイトルの「マイ国家」
自宅を一国家として暮らす男。国境は玄関。
国家への皮肉をジョークとしてぼかす。
そして、そこに何も知らずに足を踏み入れた銀行員の非喜劇。
宇宙題材の作品も数点あるけど、世俗的なショート集かなと思う。
その中で一番短い「語らい」が好きでした。
SF恋愛ショート。事故で死んで帰ってこない男を待つ女。女の側には一匹の犬。男は犬に転生していた。気が付かない女の悲しみを聞き続ける。
これを1ページでまとめ上げてるからすごい。
どの作品もそうだけど、数行で異世界へ導いてしまう。そして多作で読みきれない。
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「星新一ショ-トショ-ト1001」という3巻から成る本がある。
その第1巻[1961ー1968]の作品を文庫本で順番に読んできたが、この「マイ国家」が第1巻の最後の作品だ。
星新一作品の1/3ほどを読んだということか。
つまらなくなってきたら読むのをやめようと思って読み進めてきたが、相変わらず面白い。
作品のタイトルをそのまま本のタイトルに使っているものが多いが、それは代表作だと思ってよい。
本書も最後の作品の「マイ国家」が日本の国家を風刺していて、よく考えられているなあと思った。
「星新一ショ-トショ-ト1001」の2巻目の最初の文庫本「午後の恐竜」を続けて読みます! -
再読。たぶん3回目?
中学1年生のとき、担任の先生が好きな作家さんとして紹介してくれて、読んでみたらハマったのが最初です。
一冊の中にいくつも物語があって、驚きと、たまに毒のある感じが新鮮で、当時は星新一ばかり夢中で読み漁りました。
3回目でもやっぱり楽しめます。
星新一は私の読書遍歴初期でとても重要な存在だったと思います。
当時の担任の先生に感謝です。
今は定年を迎えて非常勤として教壇に立っていると知りましたが、今でも星新一をおすすめしているのでしょうか。
きっと今の時代でも、星新一がきっかけで読書好きになる子はたくさんいるはずです。 -
星新一は全部面白い。
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いつ以来の星新一か…
こんなにもユーモアに溢れ、考えさせられ、クスッと笑い、ゾクッとし…
息子に借りた本だけど、読んで良かった。
好きな話は、
いいわけ幸兵衛
応接室
調整
国家機密
ひそかなたのしみ
服を着たゾウ
など。
どれも面白かった。 -
私はこれまでSF小説をほとんど読んだことがなかった。特に理由はないが、何となく敬遠していたのだ。そのため『マイ国家』にも正直あまり期待していなかったが、その予想は良い意味で裏切られた。
本書に収録された作品には、意外な結末や皮肉の効いた展開が多い。それでも、読後には不思議と爽やかな気持ちが残る。それは、無駄を徹底的に削ぎ落とした文章に、クリスタルのような美しさがあるからかもしれない。
星新一の作品は、書かれた時代が古くなっても色褪せない普遍的な魅力を持っている。私は『マイ国家』を読んで、予想もできない結末の数々に驚かされるとともに、本を読む面白さを改めて感じた。SF小説を敬遠していた自分がもっと星新一の作品を読んでみたいと思ったほど、本当に面白い作品だった。 -
短編なので合間で読むには適している。ただ何となく読み切らないとと言う義務感の様なものが表れて、少し苦痛になってきた。内容はクスッとする感じのものやハテナ?と言うものもあったが、ハテナ?についてはなく読み返す事なく読み進んだ。
ショートショートが得意な作家さんらしい。ちょっと自分には合わなかった。 -
裏切らない星新一さん。ただ面白いだけでなく、この世界、社会、生活への皮肉が入っていたり、嘆きが入っていたり、ん?あれ?と思うスパイスが効いている。ショートショートがこんなに多く書かれているのに、どれも視点が違うので飽きずに読めた。
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ショートショートですので、どれもこれも簡単に読めます。ショートショート好きにはたまらない。
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1日1話、息子が寝る前に読み聞かせすることにより読了。
以下、好きなお話。
自分を売り込みまくるロボット「うるさい相手」
室内装飾が全ての女「趣味」
素晴らしい料理を誇るグラニア国の秘密「国家機密」
どうにもならない衝動を抱えるロボットの顛末「宿命」
→
催眠術にかかったゾウの生き様「服を着たゾウ」
自宅でここは俺の国だ、と宣言する男「マイ国家」
特にラスト二つの話は考えさせられる内容で面白い。
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初めての星新一さん。
世にも奇妙な物語が好きなので、ブラック要素が多そうなこちらの作品を最初の一冊に。今更ながら、この短さでこのクオリティのものを何冊も出版してるなんてすごすぎる、、!と変な感想を持った。笑
お気に入りは「儀式」「宿命」「マイ国家」。
さすが今でも重版され続けているだけあって、まったく色褪せない話ばかり。 -
よい!
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星新一の中でも 不気味かつ現実でも起こり得そうな作品が多かったように思える
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30年以上前の作品なのに、今読んでも全然古い感じがしない。ブラックユーモアが小気味良い。
何気ない話だからこそ天才なのかも。 -
通勤のお供の星新一。最近は、結末を予想したりもするが、大体裏切られる。宇宙モノもいいけど、日常モノもよかった一冊。あとがきも素晴らしかった。超爽やかな読後感だった。
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彼のショートショートの世界に入り込んでいくと、より鮮明に、彼の思考回路を見る事が出来るような気がします。
彼の作品はどれもユーモアにあふれていますが、その一方で、物語の終局に差し掛かると、突然に黒い物が飛び出し、読者の背中をぞわりとさせます。また彼は、空想科学小説家ではありながら、奇妙な程現実的に感じられます。
人間的な鈍臭い部分と、機械のような合理主義的な部分の両方が混在しているのです。特に「いいわけ幸兵衛」でそれが感じられました。
「いいわけ幸兵衛」では、しがない会社員である主人公・幸兵衛が実に面白い虚構によって、様々な言い訳をします。まさにそれは一種の特筆すべき能力であり、それを見込んだ会社も幸兵衛を昇進させ、やがて経営が借金苦で火の車となった会社を彼に託します。資金繰りを巡り会社に飛びかかる金融会社を見事に“胡散臭い”言い訳で会社を救います。
しかし、彼にとって言い訳が生き甲斐であり、それ以外に能力がなかったのです。彼は一生言い訳するに困らなくなった彼が最後、言うのです。
―彼にとって、過去は存在しなかったのと同じこといいわけの場にのぞまなければ何も思い出さず、思いつかないのだ。
いや、何も考えていないと断言できない。心の底では、ひそかに期待しているのかもしれない。さらに金が集り、いいわけセンターが発足し、それが失敗に終り、烈火のごとくなって債権者たちが押し寄せるときのことを。その席上でいいわけをするときの、無上の興奮とたのしさを・・・・・・・。
彼にとっては会社だとかそういう人生を有意義にするための要素なんてものは必要なかったのです。“いいわけ”と言うものは、社会的に重要視しようとはせずとも、実際にはとても重要であることは最早言うまでもありません。しかし、彼はそういったものを意識しなかった。彼の世界自体がいいわけでしかなかったのです。そこには会社だとか、金だとか、揉め事だとか、そういったものは見えていなかった―。
そんな事を考えれば考えるほど泥のなかに沈んでいくような、何とも言えない感覚に襲われます -
お友達のご紹介で読んでみた、星新一。
これはいい。愉快。
読書嫌いに、ショートショートのこの文章量はたいへんありがたい。
けれど、短い中に、素敵に、上手く、かつ強烈に、秘められている毒、それがたまらない。
このアイロニー、いいよ!! 大好き! -
初めて読んだ時は高校生で、この短さでこんなに面白い話があるのか!?と衝撃を受けた。
大人になった今読み返しても新鮮に衝撃を受ける。
私が死んだらこの本は棺に入れてほしい。
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
星新一の作品

来年ものんびりヨロチクビ‹‹\(´ω` )/››
来年ものんびりヨロチクビ‹‹\(´ω` )/››
良いお年を。そして、来年はまだ読もうと思います。レアな本のご紹介よろしくお願いします。
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