マイ国家 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1864
レビュー : 101
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101098081

作品紹介・あらすじ

マイホームを"マイ国家"として独立宣言した男がいた。訪れた銀行外勤係は、不法侵入・スパイ容疑で、たちまち逮捕。犯罪か?狂気か?-世間の常識や通念を、新鮮奇抜な発想でくつがえし、一見平和な文明社会にひそむ恐怖と幻想を、冴えた皮肉とユーモアでとらえたショートショート31編。卓抜なアイディアとプロットを縦横に織りなして、夢の飛翔へと誘う魔法のカーペット。

感想・レビュー・書評

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  • 隙間時間に読む人の心の隙間。

  • ショートショートですので、どれもこれも簡単に読めます。ショートショート好きにはたまらない。

  • お友達のご紹介で読んでみた、星新一。
    これはいい。愉快。
    読書嫌いに、ショートショートのこの文章量はたいへんありがたい。
    けれど、短い中に、素敵に、上手く、かつ強烈に、秘められている毒、それがたまらない。
    このアイロニー、いいよ!! 大好き!

  • 久々の星新一のショートショート。

    夫の精神疾患を疑って一人で病院にやってきた妻と、逆に妻を心配して病院にやってきた夫。
    二人の思惑が最後明かされるときとか、印象的だった。

    なんだかんだでハッピーエンドは少ないけれど、後味が悪くならないのが不思議。

  • 小さい子でも理解できる内容でかつ面白いってすごいことだと思います。本書には31編のショートショートが収録されています。おそらく人によって印象に残る作品は変わり、読み終わった後にどれが面白かった?と話すこともきっと面白いだろうなと思います。

    私はねむりウサギが好きです。モチーフは「うさぎとカメ」です。いじらしくもカメに勝利するために懸命に努力するウサギの姿と最後の散り様がかっこいいなと感じました。

  • 正気と狂気、現実と仮想、常識と非常識の境界線を行き来する31本のショートショート。実は、今このとき自分の信じているアレやコレは、すごくアヤフヤなものなんじゃないか……そんな疑念を抱き、読み終えた後にはキョロキョロと周りを見回したくなってしまう。星新一が描くどんでん返しは、すなわち既成概念への挑戦だ。

  • 星新一のショート・ショートという病気にかかったのは『きまぐれロボット』を読んだ頃だったけれど、この本を読んで、病状が悪化した気がする。
    SF、つまりは架空の話なんだけど、時々「ギクッ」とさせられる。
    私はよく「現実がSFに追いついた」という表現を使うけれど、星新一の作品は、「現実とSFが並んで走ってる」という感じがする。
    ちなみに、今回一番印象に残っているのは、「国家機密」。
    オチのしてやられた感がたまらない。

  • 「服を着たゾウ」は秀逸なお話。

  • やはりこれは表題作でしょう。最近どこかで似たような話を読みましたがこれが元祖です。朴訥とした表紙に反して内容は一種の狂人話です。

  • 独自の屁理屈的な思考で国家を築き上げようとしているこの本の最後のマイ国家が一番お勧めです!!

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著者プロフィール

星 新一(ほし しんいち)
1926年9月6日 - 1997年12月30日
東京生まれの小説家、SF作家。作品の多さ、質の高さから「ショートショートの神様」と呼ばれており、多くの教科書で収録もされてきた。森鴎外は母方の大伯父にあたる。
主な著作に『ボッコちゃん』、『盗賊会社』、『宇宙のあいさつ』、『気まぐれロボット』などがある。伝記としては最相葉月 『星新一 一〇〇一話をつくった人』が優れている。

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