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本 ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784101098128
感想・レビュー・書評
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筒井康隆、小松左京ときたら、星新一も並べて置こうと思ってエントリーしました。『ボッコちゃん』と迷ったけど、こっちに。
暴力を抑圧することが暴力的なんだ、とまとめてしまうと単純ですが、星新一にかかれば切れ味鋭いショートショートになります。着想とかプロット自体に真新しさはないんですが、人間の本質をついてる感じがするんですよね。書けそうで書けない、というのが星新一流ショートショート。
ちなみに余談ですが、著作権を管理してる娘さんが他人の作品にいちゃもんつけてパクリだなんだと騒いでいたのは星新一の名に泥を塗る行為だと思いました。古い話ですけど。 -
ショートショート集…というより短編集。
・白い服の男
・月曜日の異変
・悪への挑戦
・老人と孫
・テレビシート加工
・矛盾の凶器
・興信所
・特殊大量殺人機
・ねぼけロボット
・時の渦
全体的に狂気を含んだ感じ。
「白い服の男」の世界観などいい感じ。-
今月出る、書籍未収録作品集「つぎはぎプラネット」と「真鍋博のプラネタリウム:星新一の挿絵たち」が楽しみ!今月出る、書籍未収録作品集「つぎはぎプラネット」と「真鍋博のプラネタリウム:星新一の挿絵たち」が楽しみ!2013/08/07
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後期作品なのか、皮肉やメッセージ性が強い
他のに比べて濃口で、入門編ではないか
特殊大量殺人機
デスノート。でもロジックが知的。核を握り合うメタファー
これが1番おもしろい
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Instagramでフォローしている方の紹介。星新一が読まず嫌いにならなくなりました!シュール(恐)
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テレビシートの案とか見ると本当アイディアマンなんだなと思う
ドラえもんか星新一 -
白い服の男 ★★★★★
月曜日の異変 ★★★☆☆
→ 妻が脳の一部を入れ替えおしとやかになるが、入れ替えた人の過去の恋愛の記憶も受け継いでしまう。
悪への挑戦 ★★★★☆
→ 犯罪増加をとめるために、極刑とその公開をテレビで始めた社会。処刑は視聴者からの電話数が一定数入るとスイッチが自動でオンになり行われる。視聴者参加型。悪意を憎むことが万事優先の世の中。
結果、犯罪は激減した。しかし、処刑自体はテレビ局が本人そっくりな人形を使って行っていたフェイクだった。過激な処刑をすればスポンサーからお金が入る。
老人と孫 ★★★★☆
→ テレビから流れてくることは自分とは関係ないという無関心さの怖さ。
テレビシート加工 ★★★☆☆
→ テレビを紙並みの厚さに加工したシートがありとあらゆる場所に貼られ、絶えず映像が流れる社会。静止は罪となる。
矛盾の凶器 ★★★☆☆
→ 酒乱の狂気を取り締まるロボット。
興信所 ★★☆☆☆
→ 死者の国の霊媒師が現世で青年を墓地に呼び出し、依頼人からの質問をして答えを聞くビジネス。
特殊大量殺人機 ★★★☆☆
→ 抑止力の重要性。
ねぼけロボット ★☆☆☆☆
時の渦 ★★★☆☆
→ 死者が蘇り、濡れ衣を着せられたり、暗殺されたものは真実を追求しようとし、この世から偽りが消える社会。
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