ブランコのむこうで (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 2969
レビュー : 303
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101098159

感想・レビュー・書評

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  • 偶然見かけた自分そっくりのある少年を追っていき、夢の世界に入り込んだ”ぼく”が次から次へ他人の夢の中を旅する冒険譚

    ファンタジーでありながら、現実的な要素も残した面白い作品。
    他人の夢を旅する中での少年ならでは視点や感覚は現実の世界で生きている私に気付きを与えてくれるようだ。
    退屈に思う場面もあったが、後半は惹かれる文章も出てきた。

  • この手の文体は好みではないんだけれども、読み進めるとまあ面白い面白い。
    SF?ファンタジー?そういうジャンルに手を出さなかったので新鮮でした。
    短く文庫本として薄い。だけど、短いからこそ、というものがあるのかな、と。

    夢のしくみがなんとも面白かったです。
    そして、ありえないような世界なのに、簡単にその世界をイメージできて、
    自分自身も冒険しているようでした。

  • 原題「だれも知らない国で」
    SSの鬼才星新一が贈る夢のような物語。
    和やかで優しい気持ちで読んでもらいたい。
    著者の長編での才能も見せ付けてくれる。

  • 少年が、様々な人の夢の世界を旅する物語。
    人それぞれ、現実と夢の世界をもっており、夢の世界は自由に形成されるため、人の隠された気持ちなどが反映される。
    病気の子供、ニートの男、子供を事故で亡くした母親、、
    などといった人たちの夢を旅することで、少年は何を感じるのか。
    SFショートショートの代名詞、星新一さんによる作品。

  • 星新一さんの長編小説。
    色々な人の夢の世界を旅するお話。
    すごくほっこりできた。

  • 星新一のショートショートではない、小説。
    章ごとに分かれた短編集の様相もあるけれど、一応最初から最後まで繋がったお話。

    終盤の彫刻家のお話が好きです。

  • 星新一が好きだけど、星新一のショートショートのファンとしては、これまで意識的に避けてきたのが本書。
    実際に読んでみると、ショートショートの技法がうまいこと応用されていて、秀作だという印象。
    これ、「ハイペリオン」みたいに、長大な物語に変身させれるんじゃないかなと思ったりする。

  • ショートショートではなく、一冊の長いストーリーです。
    不思議な夢の世界を歩き回る様は、読んでいて何とも言えない感覚になります。
    ゲームのLSDやゆめにっきを連想しました。

  • 夢の世界の「僕」と入れ替わってしまい、いろんな人の夢を旅する話。かわいい文体でするする読める。ネットで読んだことのあるパラレルワールド体験を思い出した。もっとも、そのネット投稿に「星新一のショートショートみたい」ってコメントがついてて読んでみようと思った部分もあるのだけど。

  • 「ぼく」から語られるので、文章が柔らかく優しい。
    でもちゃんとその中には深い意味があって、大人でも楽しめる。

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著者プロフィール

星 新一(ほし しんいち)
1926年9月6日 - 1997年12月30日
東京生まれの小説家、SF作家。作品の多さ、質の高さから「ショートショートの神様」と呼ばれており、多くの教科書で収録もされてきた。森鴎外は母方の大伯父にあたる。
主な著作に『ボッコちゃん』、『盗賊会社』、『宇宙のあいさつ』、『気まぐれロボット』などがある。伝記としては最相葉月 『星新一 一〇〇一話をつくった人』が優れている。

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