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本 ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784101098265
感想・レビュー・書評
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タイトルとなったイソップ童話の星新一さんらしいパロディのショートと、いつもの近未来を舞台にしたショートショー集。
40年以上前のSF。しかも、現在現実的になっている物もあり、さすがだなぁと思うし、初めて読んだ頃の感動も思い出した。
イソップのパロディは7編あり、どれも、今でも充分面白い。
「北風と太陽」が、面白い。北風が風を吹きつけて男は寒くて、バーに入ってコートを脱ぐ。太陽が、暑くすると、喫茶店に入って、クーラーが効いていてそのまま脱がない。確かにね。そうなります。 -
半世紀以上前にすでにこんな世界を描いている
その想像力と創造力に驚愕し興奮する!
本当に楽しくて面白くてちょっと怖くなるくらい
やっぱり星新一ワールドはいつ読んでも「未来」だ -
星新一さん2冊目。
それぞれのショートストーリー。切り口が多彩で少し皮肉が効いていたり、優しさが見えたり。
さらっと読めました。
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イソップ童話をアレンジした今作。
ショートショートでしっかり楽しませてくれる
著者に脱帽。
特にオススメは「ある夜の物語」。
私の中で、著者の数あるショートショートで
1番素敵で1番好きな話です!
是非読んでほしいですね。 -
昭和時代のベストセラー、私もハマっていた、星新一さんのショートショート集です。空飛ぶ円盤、大きなコンピューター、携帯でない電話など、今読み返すと、この昭和感が懐かしいですね。
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困ったら星新一。
というくらい、本選びに困ったときは読ませていただきました。
その先見性は手塚治虫さんと同じくらい称されるべき方だと思います。
読むたびに発見がありますが、今回は次の二作品がタイムリーでした。
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「底なしの沼」
戦争を終わらせることの難しさ…。
「おカバさま」
カバを大切にせよ、と言ったAIの真意とは?AIのブラックボックス状態を見事に言い当てておられます。
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物事にはいろんな側面があり、見方を変えるだけで、もう一つの世界が現れてくれます。
想像力の大切さに気づかせてくれる一冊。 -
小学生の時、ショートショートをたくさん読んだ思い出があります。
久々に星新一さんの作品を読みましたが、淡々とした文章の切れ味は変わらず素晴らしかったです。
どの話においても無駄のない文章なのに、優しかったり、辛辣だったり、ぞくりとしたり、それぞれの話にしっかりと違う味付けがしてあって、どれも楽しめました。 -
SFだったりお伽噺だったりを作者ならではの世界観で書かれたショートショートがたっぷり。
短編なのでスキマ時間の読書にいいかなーなんて軽い気持ちで手に取って読んだけど、色んなお話があって他の本と併読しながら気分転換に読むのにちょうど良かったです。前半のお伽噺のシリーズが個人的には好きでしたが、普段SFを読まない私でもショートだからすんなり読めました。
読んでから私が生まれる前に刊行された本だと知ってびっくり!
40年以上前にこんなお話かけるなんて凄い!
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多分初の星新一作品。
ショートショートをまともに読むのも初めてで、こういう感じなんだぁと新鮮だった。
でもあまりにも収録作品が多すぎて、事細かに内容は覚えてない…笑 -
『未来いそっぷ』のタイトルの通り、寓意的な物語が数多く収録されたショートショート集。一作目から八作目までの「いそっぷ村の繁栄」はイソップ寓話の世界をそのままオマージュしたもの。たが、オリジナルのイソップ童話とは異なる、「星新一寓話」と言っても良いオリジナリティがある。「いそっぷ村の繁栄」意外にも、風刺や現代の価値観に通じる作品が多く読み応えがあった。特に、「底なしの沼」は、星同士の争いを描いた作品だが、そのまま現代の人間の戦争にも当てはまる、考えさせられる作品である。
著者プロフィール
星新一の作品






お薬を出しときます。
二、三日静養して様子を見てください^^
お薬を出しときます。
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