未来いそっぷ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 4009
レビュー : 294
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101098265

感想・レビュー・書評

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  • 古本屋でまとめて安くなっていたので購入した一冊。そこそこ星新一作品には触れてきたつもりだけど、どうにも飽きないし、まだまだ身体に染み込ませたいなとすら感じた。
    特に面白く感じたのはウサギとカメ、いい上役、やさしい人柄、熱中。熱中は読んでたらこんなひどいやつあるか。という感じだけど、イマの人はこの作の主人公よろしく次から次へと新しいこと探しに奔走しているような気もした。モノと情報があふれる現代だから暇がこわいのかもしれないけど、いまいちピンとこない。自分はどうなんだろう。

  • すごく読みやすい。のと、SFものがすごく面白い。最初は「なんだか子どもっぽいな」とか思っていた。けど、じわじわと魅力にハマってきている。
    巻末の解説に「なんだか自分で書けそうな気がする、しかし、簡単なようで書けないのだ」という風な解説者の感想があり、納得した。

  • [自宅]

    塾の理科の先生(なぜ??)に読み聞かされて、面白いから買ってくれ、と即座にネット購入させられた本。私自身は、星新一は"教材"として読んだことがある程度で、個人的に自分で出会った記憶も、面白さは感じるもののハマるほどの面白さは感じたことがない。が、息子がここまで"内容"の面白さを体感して本を欲しがったことはつゆなかったので、ケチな私も、ついでに目に付いた"悪魔のいる天国"と一緒に、二冊即購入してあげた。

    するとどうやら、"イソップ物語"のもじり?話が息子の感性をヒットしたらしい。ふーん、一応同冊子内の他の作品も読んではいるけど同時購入のもう一冊には一向に手を出さないところを見ると、"星新一"にハマったのではなく、恐らく幼少期に大分気に入っていた、慣れ親しんだイソップという題材、そしてその新境地?に魅されたというところか??

    当初、一瞬「図書館の本じゃいけないの?(そんなに急ぐの、待てないの?)」と振っては見たもの珍しく購入を強要してきたのは正解だったみたい。その時の気持ちとしては、「自分で所有したい」という気持ちだったらしいけど、入手した翌日には、目次の気に入った作品名と、該当ページの縁にマーカーで色を付けている始末。

    ブームはこの一冊で終わってしまうのかもしれないけれど、たったそれだけの行為でも「買ってよかったな」と親バカ気分を味わえた。こういう経験ならもっとしたいな、また何かに興味を持ってくれないかしら?

  • 「ある夜の物語」は名作。
    あと「余暇の芸術」はすごい!まさにネット社会、今こういうSNSに参加しているみんなを皮肉っているようだ。

  • 2015年5月15日読了。積読になっていた星新一のショートショート。「ボッコちゃん」など何冊かは読んでいるが、千以上という数は膨大で私の未読のものはまだまだあるようだ…。前半は、イソップやグリム童話をシニカルに解釈した童話が続くが、途中からは普通の半SFショートショートが続く、著者が飽きたのかネタが尽きたのか、あるいは「童話のパロディばかりが連続していても読者は飽きるだろうな」と読んだのか?たまにイマイチな話も混じっているが、それはそれで「いい息抜きになる」という効果もあり、総じて見ると高品質で、楽しく読んだ。

  • 星新一さんの本は初めて読んだ。
    面白い。
    純粋な皮肉、っていうとおかしいかもしれないけど、まさにそんな表現をしたくなるくらい、自分にはない発想の物語が多くて、もっともっと読みたい、と思ってしまった。

    全部印象的だったけれど
    シンデレラとある夜のお話と不在の日が得にキてた。

  • イソップ童話のパロディが8作と、創作童話が31作。
    どれも短くて読みやすいです。

  • 面白かったタイトル
    ・余暇の芸術
    ・オフィスの妖精
    ・ある夜の物語

    会社での話が多かった印象でした。面白い!

  • 2017.02.12

    星新一さんのショートショート面白い
    隙間時間に読んだけど、風刺といいますかとんちといいますか、それが効いていて絶妙です
    特に愛社精神が強い聖人のような男の話が面白かった 人徳以上に強いものはない
    あと1番最初のアリとキリギリスの話と、ライオンとネズミの話!
    夢のようにふわふわした気持ちにさせられる話だった

  • 図書館で偶然見つけて、思わず手に取って借りた本。

    今回も、ショートショートということで、短めの作品が揃っています。
    (短編ではありますが、一部、ちょっと長めの作品あり)

    「未来いそっぷ」の名の通り、冒頭の7話はイソップ寓話のパロディとして、イソップ寓話をベースにした近未来的なSF作品となっております。
    その次の作品には、シンデレラのその後のストーリーなど、おとぎ話好きにはたまらない一冊です。

著者プロフィール

星 新一(ほし しんいち)
1926年9月6日 - 1997年12月30日
東京生まれの小説家、SF作家。作品の多さ、質の高さから「ショートショートの神様」と呼ばれており、多くの教科書で収録もされてきた。森鴎外は母方の大伯父にあたる。
主な著作に『ボッコちゃん』、『盗賊会社』、『宇宙のあいさつ』、『気まぐれロボット』などがある。伝記としては最相葉月 『星新一 一〇〇一話をつくった人』が優れている。

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