未来いそっぷ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 4018
レビュー : 294
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101098265

感想・レビュー・書評

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  • 中学、高校生時代くらいに、何かの機会で手に取り一読出来ていれは、その時にしか得られない刺激になる。自分がそうでした。
    星さんのショートショートは思春期に触れるのが何よりもいい。古さと新しさが混在するからだろうと思います。

    こんな作家は唯一無二で、なかなか次の世代のショートショート作品に出逢えてないな~。
    ・・と、そう思うこと自体が○○取った証拠か。笑
    いかんいかんw

  •  1000ある星新一のショートショートを半分も読んだわけではないが、少なくとも100本以上は読んでいるので大体の傾向は分かる。
    ほとんどは何かのアイディアや発明で楽をしようとすると最後にしっぺ返しが来ると言うドラえもん的なオチが待っているのだが、中には救いようの無い悲惨なオチが待ち受けていたりして「ユーモア」と言うより「ブラックユーモア」だ。

     ハタチ前の頃はそんな内容に憤慨することもあったが、その中でこの本に収録された「ある夜の物語」だけは同じ作者が書いたとは思えないほど爽やかで暖かな読後感を得られた。
    ストーリーは「不幸な人の前に願い事を叶えるため現れたサンタクロースが次々とたらい回しにされる」というもので、これだけ書くと夢も希望も無い印象を与えるかもしれないがとりあえずは一度この話だけでも読んでみる事をお勧めする

  • 「ウサギとカメ」や「北風と太陽」などの話をアレンジしたおもしろい本です。短編集なので読みやすいです。その中の「ある夜の物語」は心が優しくなれるお話です。

  • SFの多い星新一作品の中でも、動物や天使、サンタなど空想の
    生物などが出てくる作品を集めた短編集。楽しかった!

  • リアルタイムで読んでいた時はまさに夢物語だったものがいくつも現実になっていたり、現実的になってきていたり。もちろんたっぷり効いている皮肉が大きな魅力であることはかわりません。

  • 想像力がものすごい!あらゆる角度から物事を見てみると、普段は見えないものが見えてくる。自由に想像することの楽しさを教えてくれる本。

  • 大大大満足! 面白いおもしろいっ!!!
    33編を全く飽きることなくテンポよくすらすら読めた。1ページからのショートショートにギュッと凝縮された輝かんばかりの物語を、ひたすら楽しめた! 33編もあったら単調な、同じような話ばかりなら絶対飽きちゃうと思うんだ。でもこの本はそんなことなくて、そりゃ全く違う話ばかりとは言えないかもしれないけれど、でも読んじゃう! 読ませる、ではなくてついつい読んでしまう、そんな本!
    弾けんばかりの魅力が詰まって、でもチクリと風刺するシニカルさがスパイスとなって、考えさせられる面も持つ。なんて贅沢で素敵な本なんだろう!
    普段読む小説とは色々違って、でもこんなに一話一話が短いのに、与えてくれる喜びとピリッとした社会的な面は、そこらへんの小説よりも強い!
    ひたすら満足。宝箱を開けた気分になった。

  • 懐かしい、星新一先生のショートショート。
    私もNHKの『ショートショート劇場』から入ったのですが、イソップ物語がはちゃめちゃになっているのが面白い。
    先生のいつものブラックユーモアが効いているショートショートも引き込まれます。
    すごいなぁ…後年にまで評価の高い本となると信じています。
    特に「底なしの沼」「いい上役」「おカバさま」「企業内の聖人」「ある夜の物語」「不在の日」「たそがれ」がよかったです。

  • ショートショートがとても素敵です。奇想天外の結末や社会を風刺した作品に色々考えさせられます。

  • 『いそっぷ村の繁栄』『おカバさま』『いい上役』『オフィスの妖精』『健康な犬』『熱中』『少年と両親』『企業内の聖人』『ある夜の物語』『たそがれ』がお気に入り。

    『いそっぷ村の繁栄』冒頭からの、星新一版昔話が面白い。こんな風な自由な想像をしていた私はどこにいったのだろうか…。

著者プロフィール

星 新一(ほし しんいち)
1926年9月6日 - 1997年12月30日
東京生まれの小説家、SF作家。作品の多さ、質の高さから「ショートショートの神様」と呼ばれており、多くの教科書で収録もされてきた。森鴎外は母方の大伯父にあたる。
主な著作に『ボッコちゃん』、『盗賊会社』、『宇宙のあいさつ』、『気まぐれロボット』などがある。伝記としては最相葉月 『星新一 一〇〇一話をつくった人』が優れている。

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