ノックの音が (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1943
レビュー : 136
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101098333

感想・レビュー・書評

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  • サスペンス、スリラーからコメディーまで、『ノックの音がした』の一行から始まる15のショートショート…短編集かな。

    数ページの中に、それぞれに相応しい部屋、住人、そして事件が描かれている。どれ一つ似た作品はない。星さんのアイデアとセンスにはいつも驚かされる。

    特に好きな話は「和解の神」と「人形」。「人形」はオチが凄い。ゾゾゾゾゾ〜ッ。呪いの藁人形怖いです。

  • ノックの音がした
    から始まる15のショートショート

    昭和60年初版とは思えない現代にも通じるセンスとアイディアには驚かされる。
    また、基本的に話が1つの室内という1つの舞台で完結する中で、無駄なくテンポよく話が進んでいく様は流石で、ショートショートの神様と言われるだけあると感じた

    「現代の生き方」の中の一文が印象に残った。
    「考えることは、今日という1日だけでいい。そのかわり、全能力を注ぎこみ、後悔しないだけ楽しむのだ。これ以外に、現代の生き方があるか」
    この言葉は今日この現代でも言えるのだろうか。今この現代だからこそ、より言えるのだろうか。

  • 「ノックの音が」で始まるショートショートです。
    一話一話はとっても短いし、話が簡単なので気軽に読める本です。

  • かならずひっくり返る。「これってこう来るんじゃ……」とさきを予想すると、「うわーそうきたかー!おもしろい!」納得してしまう。二言、三言で、主人公の立場が逆転。おもしろい。

  • 「ノックの音がした。」で始まるショートストーリーが15話。
    どれもシュールで余韻のあるお話。
    今でこそこういう終わり方をする話もたくさんあるが、初めて星新一を読んだ中学生の頃には、少し怖い終わり方に衝撃を受けたものだ。

  • 「ノックの音がした。」から始まる密室ワンシチュエーション・ショートショート集。星新一さんの本は一気読みしちゃう。一番怖かったのは「金色のピン」、ほっこりと思いきや…なのは「和解の神様」。最後の作品も、ゾクっとする読後感が残る。人間のオモテウラ、ヒヤッとする怖さ、飽きない展開。面白かったです。

  • 同じ一文から始まりながら、全く違う部屋、シチュエーション、お話が展開されるショートショート。
    初版が昭和60年……私が手に取ったものは第30刷版でした。
    星新一さん=SFのつもりで手に取ったのでサスペンスやコメディという感じで事件ものがいくつか入っていることには驚きました。勘違いものというか、認識のすれ違いやお互いの隠していることが話の核となっている流れのものもあり楽しく読めます。

  • 突然の来訪を告げるノックの音、不思議な期待と不安と疑惑を入り交ぜて。扉を開ける?私は開けない、読みます。

  • ショートショートの神様。


    ノックの音がの文言から始まる15の短編集。

    それぞれの部屋に、ドアノックという非日常の音が鳴り響き、物語がスタート。
    落ちはなんだろうなと想像しながら、ストーリーに引きずり込まれる。そして予想していたよりも捻られたオチに驚かされる。

    ほかのショートショートとは違い全ての話が、その部屋の中だけで完結するというのが、十二人の怒れる男のようで、本当に見事。

  • 寝る前に読むには最適の長さと、いつ読んでも面白いクオリティの高さ。

    ショートショートでこんなに物語を美しく、時にはブラックユーモアたっぷりに完結できるのってとってもすごい

    わたしは特に、床下の話と、女殺し屋の話と、豚と犬の話がすきでした!
    やーすごくいいはなしだった!

    2017.12.06

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著者プロフィール

星 新一(ほし しんいち)
1926年9月6日 - 1997年12月30日
東京生まれの小説家、SF作家。作品の多さ、質の高さから「ショートショートの神様」と呼ばれており、多くの教科書で収録もされてきた。森鴎外は母方の大伯父にあたる。
主な著作に『ボッコちゃん』、『盗賊会社』、『宇宙のあいさつ』、『気まぐれロボット』などがある。伝記としては最相葉月 『星新一 一〇〇一話をつくった人』が優れている。

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