どこかの事件 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.64
  • (70)
  • (85)
  • (167)
  • (9)
  • (1)
本棚登録 : 1410
感想 : 52
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101098388

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • どこか暗い印象を持った話が多い。特に「となりの住人」は、星新一ショートショートの中でも異質な作品であるように思う。

  • なんだか、すごく時間がかかって読了。
    ショートショートの鬼才が描く21篇。

    好きなのは、ある男が、会社の情報を漏えいするために、必死に働き、実は雇い主が社長だったという話。

    どれもちょっとホントにありそうで、ちょっと背中がざわめく感じ。
    他のも読んでみようかな。

  • 話に出てくるような能力があった方がいいのかない方がいいのだろうか?

  • 評価は5に近い4ということにしていますが、タイトルにある「どこかの事件」というお話を例にしても、まず「寝言の混信」という設定が斬新(というかふつう思いつかない)。決して多くない描写で、どうすればこんなに新しくも引き込まれるストーリーが展開できるのか俺には到底理解できませんが、百聞は一見に如かずです。

  • 星新一らしいショートショート。他の作品と比べてスッキリしないものが多かった気がする。教訓めいていないというか皮肉が効いていないというか。それでも短編集は読みやすいし、すぐに読み終わった。星新一初心者に勧めるなら別の作品にすると思う。星新一を好きな人なら読むかなという本。

  • 図書館で借りて。
    似たような話のような、そして現代でもあるある、というシチュエーション。
    そこからの落とし所はシュールでくすり、と。
    いいですよね。

  • 今頃星新一?

     記憶がないのか新鮮に読めたのはうれしい。ショートショートの作品群は。とても懐かしい。

     第二の星新一は出てきていないのは、今読んでもいつ読んでも新鮮だからなんだろうな。

  • 渋谷のまんだらけで破格の安さになっていたので購入。はじめてまじめに星さんの本をよんだ。

  • ショートショートの天才の星新一。
    さすがですね、まったく飽きさせません。思わず背筋がぞくっとするようなものも、クスッとするようなものも。おいっ!って突っ込みたくなるようなものも。このページ数で先を予想させないってすごいなぁと毎回思います。
    この本に収録されているのは、日常の中の不思議な出来事。
    「企業の秘密」が良かったな。

  • みなさん少年時代に読んだという方が多いようですが、若干おっさんになってきた私でも十分に楽しめました。電車の中で読んでいたのですが、「先輩にならって」で思わず吹き出してしまいました。星新一の軽くて後に残らない、飲み物で言うとスプライトみたいな書き方が最近とても気に入ってます。仕事で難解な書類を読む合間にぜひ。

全52件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

星新一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×