- 本 ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101098456
感想・レビュー・書評
-
星新一の作品を読んだ人それぞれに印象に残る何かがあって、読んだ人がそれを他の人に語るとき、それぞれ違った民話館になるという解釈もありかなと思った。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読了日 2015/3/13
会社説明会の帰りに読了。
お気に入りは「永遠の青春」「応対」 -
星新一さんのショートショート集、半分くらい読んでいますが、今の所これが一番好きです。
好きな作品ランキングに出てくるようなキレのある作品はないものの、いかにも星新一らしいシニカルさと、円熟した人生への見方が同居しており、一編ごとに違った魅力がある短編集です。
目新しい感じをお求めならお勧めはしませんが、力みを全く感じさせない筆致は1001編越えならでは。見事としか言い様がありません。
人生の大先輩が孫に語る物語。そんな感じを受けました。
個人的には「影絵」と「応対」が好きです。 -
星新一の世界がこの本の中に!
-
いつも通り、星新一らしい風刺のある内容。
ただこの本は、気のせいか、いつも以上に社会に対する皮肉がかった内容が多かった。 -
『言葉は魔法に代われる』
星新一は色褪せない。読み終わると僕の低能加減に心底落胆する。朽ちない世界観とまだ現代ですら追い越せない革命的構想に感服の極み。
31編のクライマックスに想像力は鍛えられる。
3/172 -
星新一が1001篇を達成した記念のショート・ショート集。
正直に言うと、これまで読んできたものよりは、ちょっと民話っぽくて、キレがない感じ。うがった見方をすればネタが尽きてきてたんじゃないかと思わせるような印象を受けました。ちゃんと読み込んでないせいかもしれませんが(^_^;)
でも例えば「影絵」なんかはモチーフとストーリーが調和していて、やはり1001篇を書いた方なんだな、と思わされました。
……それにしても星新一の作品、全部読破できるかなぁ。 -
「どんぐり民話館」5
著者 星新一
出版 新潮社
p118より引用
“タブーを犯したことへの決算は、どこかの段階で帳消しとなり、
そのおつりがつきまとっている。
そんなことは、まあ、夢にも考えないだろうな。”
ショートショートの代名詞とも言える著者による、
短編寓話作品集。
お寺のお話から刑務所での話まで、
不思議な雰囲気のお話が盛り沢山です。
上記の引用は、
とある木こりの青年の話の一文。
著者の父の伝記を読んだ後だけに、
色々と考えさせられる一文だと思うのは私だけでしょうか。
著者の父を苦しめた人達の子孫へのメッセージなのかなと、
そう思ってしまうのは私の考え過ぎなのかもしれません。
あとがきには、
この一冊が1001編の記念の本だそうです。
読者に飽きられることなく1000編以上の作品を生み出した著者は、
改めて偉大な作家であると思います。
ーーーーー -
星新一を読む度に赤川次郎を思い出すわ…。積ん読本を読んでる時に、やたらこの手のライトな本を買ってしまうのはどういうわけでしょう…。
-
「トイレの中で読書をしよう」シリーズ。こどもの頃に星新一はコンプリートしたはずだが、本作は記憶が無い。深すぎて(懲りすぎて)わかりにくいお話もあるが、総じて快適なショート・ショートである。
本作はショート・ショート 1,000作目らしい。すごいな、星新一。
著者プロフィール
星新一の作品





