これからの出来事 (新潮文庫)

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  • 新潮社 (1993年11月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784101098463

みんなの感想まとめ

多様な短編が収められた本作は、独特の雰囲気とテーマを持ち、読み手に深い印象を与えます。初期の作品とは異なり、明確なオチがない話も多く、どの物語も唐突に終わることで、モヤモヤ感を残します。しかし、その中...

感想・レビュー・書評

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  • 星新一氏の文庫本39冊のショートショート作品の38冊目のようで、初期の作品群とは趣が異なっている。
    この作品群には『ボッコちゃん』のような分かり易いオチはなく、どの話も何を言いたかったのか分からないまま唐突に終わるのでモヤモヤが残る。

    唯一タイトル名にもなっている「これからの出来事」だけは具体的にイメージが湧いて、手塚治虫の医学マンガを読んでいるようで良かった。

    「小さなバーでの会話」という話の最後に、「…人生も社会も、錯覚の連続の上に存在しているのかもしれませんな…」というセリフがあった。

    これが、本書の作品群全体に共通するテーマを言い表しているように思えた。

    本書で後期作品の雰囲気は分かったので、今後は読み切れていない初期の1960年代の作品をチョイスしようと思います。

  • やっぱり面白い。
    なんの気兼ねもなくすらすら読めた。歳をとらない、老朽化しない面白さを改めて実感した。
    ある古風な物語、安全な生活、これからの出来事、一つの段階が印象的だった。

  • さくさくっと読めたけど、読み終わった今、どのお話もストーリーが頭に残ってない・・・。

  • 小さなバーでの会話の最後の一文が、考えてもしようのないことなのだけど考えてしまう

  • 《紹介》
    理想のなかでしかスリルを味わえない絶対に安全な生活はいかがですか? 痛烈な風刺で未来社会を描いたショートショート21編。

  • 第101回アワヒニビブリオバトル「再出発」で紹介された本です。オフライン開催。チャンプ本。
    2023.7.4

  • 星新一さんの作品は初めて。ショートショートなので読みやすいけど、どれも不思議な話で「これは何を意図してるんだ?」と考えてしまうものばかりだった。

  • 不思議な話。夢か現実かわからない話が多い。読み終わった後、狐につままれたような感じ。

  • 「ひとつのドア」を探している人のネット記事を読んで、気になり購入した。
    仕事を成し遂げる動機が純粋なものでなく、後ろめたいものでも「一つの思い」に捉われた人の強さが星新一ではよく出てくるが、これは、その「一つの思い」=心のよりどころを折られた男の話。

    「ひとつの段階」。
    少子化とペットブーム、過保護への皮肉かな?

  • ちょっとぞっとする不思議な話もあるのに、文体が柔らかなので後味が悪くない。むしろ心地よい。寝る前、銀行の待ち時間、職場での昼休みなんかにちょこちょこ読むのにぴったり。

  • もちろん普遍的なおもしろさではあるのだが、やはりところどころ、当時の日本――高度経済成長を経てバブルを謳歌していた時期――の面影が垣間見えたりするところがあるのもまたおもしろさのひとつではなかろうか、とも思う。今のご時世に、こうした物語は生まれにくい気がする。

  • ショート・ショート。
    会社の話、昔の話が多め。
    表題作だけが異彩を放つ。

  • 読了日 2015/2/13

    ちょっとさぼってた星新一読破の旅。
    後輩に星新一班が増えたので、どんどんすすまないとならない。

    いくつかオチが理解できないものがあったな。
    表題作「これからの出来事」がベストオブこの本かな。

  • 星新一の世界がこの本の中に!

  • 悪夢だと思いたい、信じられないような出来事。特殊な能力をもった青年の巧妙なビジネス。絶体絶命の危機から目覚めさせてくれる救いの声。満開の桜の季節に出会った秘密好きの美しい女――想像もつかないことが現実となってしまう未来社会を、あなたものぞいてみませんか?
    技術と文明がもたらす21世紀社会のゆがみを見通して、痛烈な風刺で描きだしたショートショート21編。(背表紙文より)


    これは、単純に読めば、童話である

    面白い中に何か教訓が含まれていたり、人としての良い悪い行いの手本、真似してはいけないことなど様々なことが書かれている

    それは、はっきりとした文章としてはなく、なんとなく、わかる人にわかるように書かれているので、薄ぼんやりとしか理解できない

    でもそれが逆に気になり、体に染み込まれる

    あれはあの事だったのではないか、それともこういう事だったのか? わかったとき、あなたはちょっと成長するはず

    読んでそんな気持ちになれる一冊である

  • いつものショートショートではあるが,心に残る作品は特になかった.残念.

  • 「これからの出来事」3

    著者 星新一
    出版 新潮社

    p57より引用
    “頭がおかしいのではなく、
    彼の頭がよすぎるせいかもしれない。”

    ショートショートの代名詞ともいえる著者による、
    ショートショート作品集。
    遺産相続に関する話から人間の突然変異の話まで、
    奇想天外な短篇が21話収録されています。

    上記の引用は、
    慎重な性格の男の話の中の一文。
    何もかもにあまりにも考えすぎると、
    結局何も出来なくなるということでしょうか。
    p65で書かれるおちを読んでいると、
    グラップラー刃牙に出てきた合気道の先生を思い出します。
    最後に収録されている話は、
    ペットブームに対する皮肉でしょうか、
    初出版は昭和60年、
    景気が良くて輸入ペットが流行していた頃かもしれません。
    その頃捨てられたペットが野生化して、
    今現在でも問題になっている事は何ともいえず・・・。

    ーーーーー

  • 表題作品「これからの出来事」が一番印象的。
    記憶を失った男と会話の相手の女性に、過去のエピソードとかを盛り込んで、女性の声を聞くうちに記憶は戻らないながらも生きる決意を見せるという展開とかにしてラジドラの脚本でもかけそう。。自分は生きていると自分で決定づけるところにどうもっていくかいろいろ考えられそう。
    あとはそうだなぁ、演出のテイストを全く変えつつも全て星新一の3本立てオムニバスとかできたらすごく面白そう。 
    想像がわくわく膨らむのはさすが星新一のショートショートですね。
     

  • 読んで満足した後に、その後のことが気になってしまう。

  • 一般的な小説がフルコースなら、星先生のSSは骨格とスパイスのみ、という印象を受ける。それは昔話や童話に近い面白さを持っているなぁと思う。昔話の多くが構造のみのシンプルなものに洗練されるのは、語り継がれていく過程で枝葉末節が脱落していく為かな。

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著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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