夜明けあと (新潮文庫 ほ-4-49)

  • 新潮社 (1996年1月1日発売)
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感想 : 14
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  • 本 ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101098494

感想・レビュー・書評

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  • 維新から明治天皇崩御までを、時系列に新聞記事を抜き出し、コメントつける形。
    読み始めはとまどったが、だんだん引き込まれる、世相が浮き上がってくる感じが面白い。

  • 幕末から明治天皇崩御までの時代の、世相や風俗、ゴシップ記事などを1年ごとに時系列でまとめた、ユニークな明治史。
    あえて、歴史的な有名出来事などはちょびっとにしている、とのこと。

    なんかでこの本の存在を知り、古書にて購入しました。

    ・・・・・なんか、むかし読んだことがある気がするんだけど。
    気のせいか???

  •  読み出してしばらくは何これ?!って思ったけど、不思議と引き込まれてしまいました。
     当時の新聞記事からのほんの数行ずつの抜き書き+筆者のコメントでつづる明治時代。これって通読するもんじゃなくて、手元にとにかく置いておく用の本かもしれません。ふと手にとって、ぱっと開いたページを好きなだけ読む…みたいなん。

     関係ないけど、巻末についてた解説がなんかひどかった。この本の解説する格好で、自分の話しかしてない。同じくSF作家出身で明治研究者なのか知らないけど、わたしその人の本もふつーに読んだことあるけど、ここであなたの話は別に聞きたくないし。と学会の山本弘もそうなんですよね。↑

  • ・1/25 ふるほんやで買ってったのをちょっと前から読み始める.星新一がこういう本を書いているのは以外だった.値段もA$1でリーズナブル.

  • 私の好きな星新一さんの本。元版が出たときむさぼり読んだ。

  •  たしか高校生になった特、ソクラテスの弁明が読書感想文の宿題で「アテナイ人諸君!」と恐る恐る読み始めた時と同じようなはじめて感がありました。いつもの星さんとは随分違います。
     こんな文庫最後まで読めるのかしら?なんて思いながらの通勤電車での少しずつの読書です。それがだんだんと楽しみになってくるのですから、まさに星新一さん恐るべし…
     明治30年代に生まれた祖母の、彼女たちの夢や将来への期待や面白いことがいっぱいあった時代をなぞることができてとても幸せでした。嫌なこともやせ我慢をしながら笑い飛ばす明治の日本人を見せてもらった気がします。

  • 明治当時の新聞記事や広告文句をスクラップのしたクロニクル。
    「本当か!?」と疑う物や現代を予見している内容もあり、意外に面白かった。

  • 20090327 浦安中央図書館 借入

  • トイレで読破。後書きは横田順爺。

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著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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