遥かなる虎跡 (新潮文庫 か 22-4)

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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101102146

感想・レビュー・書評

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  • 南洋歴史冒険もの。
    途中からちょっと失速してしまった感じ。
    飛ばし読みして終えてしまった。残念。
    文庫346ページ

  • 「景山民夫」の『遥かなる虎跡』を読みました。
    「景山民夫」作品は昨年の4月に再読した『遠い海から来たCOO』以来ですね。

    -----story-------------
    ボルネオの森林保護区で働く「西緑郎」は、病院で死を前にした老人から封筒を託される。
    「西」は手紙と3カラットのダイヤが入ったそれを老人の従妹「アイリーン」に届けるが、2人は何者かの襲撃をうける。
    手紙は“マレーの虎”「山下奉文」の幻の財宝のありかを教えるものだったのだ。
    「アイリーン」の愛車ダッジ・チャレンジャーを駆って、マレー半島を舞台にすさまじいカー・チェイスが始まった。
    -----------------------

    「山下奉文」の幻の財宝を巡る冒険小説。

    「景山民夫」の冒険小説は、20年くらい前に「虎口からの脱出」を読んだことがあり、ムッチャ面白かった印象があったので期待していたのですが、、、
    本作も期待通りの作品でしたね。

    ホント、純粋に面白かった。愉しめた。

    カーチェイスのシーンを読んでいると「ダッジ・チャレンジャー」とか「フォード・ムスタング」とか、70年代のアメリカのスポーツカーを運転したくなりますね。
    当時のアメ車は、なかなか魅力的です。

    「西」、「アイリーン」、「ダニー」の個性的な三人の主人公が、とても魅力的に描かれているところも良かったですねぇ。


    ≪ちょっとネタバレ!≫

    特に「ダニー」は、最後まで味方なのか敵なのか、素性がわからないところがイイですね。
    まさかCIAの一員とはねぇ。

    財宝の隠し場所も、、、
    まさか、他の財産が隠されている場所の、さらに下に隠しているなんて、なかなかです。



    こんな楽しい冒険小説、、、
    最近、なかなかみつけられないなぁ。

  • 景山民夫の遺した冒険小説二作目。
    今度の舞台は発表当時の現代マレーシア。
    直接的な繋りはないが、前作『虎口からの脱出』の登場人物達の子孫が出会い再び冒険行を共にする。
    主役級の車はダッジチャレンジャーだが、スピード性能くらいしか見せ場がないのが残念。

    以下ネタバレ

    ラッフルズホテルの庭に埋められたダイヤモンドを探しての冒険だが、今回の敵役は失脚したマルコスの部下達で緊張感は前作に劣るかな?
    やはりロード型の冒険小説は、宝探しよりも守りながら逃れるパターンの方が感情移入しやすいかも。
    東南アジアの二頭の虎、山下将軍とハリマオが関わるがタイトルに虎を入れる為かな?

  • 面白い。

  • 〜2000

  • 虎口からの脱出の姉妹編、最初の主人公の孫が活躍しますが、ちょっと巻き込まれ型なのが弱い点かな。
    その分、星がひとつ少なくなりました。

  • 山下財宝を目指し、緑溢れるマレーシアでカー・チェイスが始まった。爽快なスピード感、大陸的なスケール感。『虎口からの脱出』の子孫の物語です。

  • こんな面白い話。続編もほしかったなぁ。

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著者プロフィール

1948年3月20日生まれ。
主な著書
『さよならブラックバード』(1999、 文庫、角川書店 )
『どんな人生にも雨の日はある』(1999、ブロンズ新社)
『ハッピーエンドじゃなけりゃ意味がない』(1999、ブロンズ新社)
『KIKOの冒険』(1999、ブロンズ新社)
『野鼠戦線』(1999、文庫、徳間書店)
『』
『オンリー・イエスタデイ』(1998、文庫、角川書店)
『途中で、ごめん。』(1998、マガジンハウス)
『エル・ドラードの鷲』(1998、中央公論)
『 仰天旅行』(実業之日本社)
『九月の雨—トラブル・バスター4 』(1998、文庫、徳間書店)
『さよならブラックバード』(1998、角川書店)
『パンドラの選択』(1998、文庫、中央公論社)
『リバイアサン1999』(1997、 文庫、角川書店 )
『ハイランド幻想』(1997、文庫、中央公論社)
『ホワイトハウス』(1997、文庫、角川書店)
『時のエリュシオン』(1997、幸福の科学出版)
『 宗教に入るひとの心が分かりますか?—新新宗教と精神療法』(共著、1996、弓立社)
『スターティング・オーバー』(1996、文庫、中央公論社)
『トラブル・バスター〈3〉国境の南』(1996、文庫、徳間書店)
『すべては愛に始まる』(1996、角川書店)
『野鼠戦線』(1996、徳間書店)
『トラブル・バスター』(共著、1996、同文書院)
『東へ三度、西へ二度』(1996、マガジンハウス)
『トラブル・バスター』(1995、文庫、徳間書店)
『俺とボビー・マギー』(1995、文庫、徳間書店)
『サラマンダー』(1995、ベネッセコーポレーション)
『この人に逢いたかった!〈上〉』(1995、文庫、中央公論社)
『この人に逢いたかった!〈下〉』(1995、文庫、中央公論社)
『だから何なんだ』(1995、文庫、朝日新聞社)
『パンドラの選択』(1995、中央公論社)
『九月の雨』(1995、徳間書店)
『ハイランド幻想』(1994、中央公論社)
『チュウチュウ・トレイン』(1994、角川書店)
『普通の生活』(1994,文庫、朝日新聞社)
『ボルネオホテル』(1993、文庫、角川書店)
『スターティング・オーバー—僕の1991年』(1992、ブロンズ新社)
『 遠い海から来たCOO』(1992、 文庫、O角川書店)

「1993年 『僕の憲法草案』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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