華麗なる一族(上) (新潮文庫)

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  • 新潮社
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レビュー : 269
  • Amazon.co.jp ・本 (672ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101104126

感想・レビュー・書評

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  • 綿密な取材にもとづくストーリー。フィクションでありながら、半世紀近くを経て振り返ると、そんな秘話があったのかと思わせられる。貴重な小説。ただ、野心、欲心にあふれた登場人物への感情移入ができず、折角の華麗なる世界に没入できずにいる自分が残念。

  • とても読み応えのある一冊。
    女性が書いたとは思えないほど、各界の描写が細かく描かれており
    一方で女性だからこそ、細部に渡る絢爛な様子が多様な言葉で形容されている。

    さて、まだ中、下と残りの章も残っているが、どのような話が繰り広げられるのか楽しみである。

  • ドラマ放送時も原作を読んでからと思い、長年読んでみたいと思っていた作品でした。
    大企業が中小企業を飲み込む描写に山崎さんの反骨精神を感じ、同時に万俵家のホームドラマとしても楽しめました。
    父・大介と長男の鉄平との確執を読むうち、悲しいですが良い人ほど損をするものなのかもしれないと痛感させられます。
    没落華族出身の母・寧子が万俵家で受ける仕打ちも悲しいし、大介の妾である相子も、キャリアウーマンと言えば聞こえはいいですが
    結局万俵家の子供達を政略結婚させることでしか出世の道を見出せない女性に思え、時代が女性を認めてくれないことも悲しかったです。
    どの登場人物の人生も悲しくて切なかったのですが、中巻以降はもっと辛くなるみたいですね…(´・_・`)

    確かな筆致でとても読みやすく、わかりにくいところは例えが書いてあったりと
    山崎さんの力量はひしひしと感じられました。

    ただ、読みたい新作が多すぎるので
    あとは2007年版のドラマを借りようと思います。

  • 昔からある本、いつか読もうと手に取るも、あまり自分の中では盛り上がらず。財閥の一族の当主、銀行の頭取が、息子達が、事業と人としての暮らしと、なんかスッキリしない。

  • 下巻にまとめる。

  • 美馬さんエリート官僚でこの結婚ありえない。舅のために何やってんだ。山崎豊子作品てなんでこうも女はイロモノなんだろう。鉄工所の一ノ瀬親子とか猪撃ちの話はさわやかなのに性生活の話になるとドロドロ。鉄平まで爽やかに発散するらしい。なんか嫌なことあったのかな。大介みたいな家で二人のおなじみの女と毎日交わる男いるかな。万樹子の学生時代の普通の恋愛があんなに痛手になるなんて隔世感。

  • 今まで読みたかったのにチャンスがなく伸び伸びになってたけど、知り合いの人に借りてやっと読み始めたー。

    山崎豊子さんの本は『白い巨塔』以来だけど、やっぱりこの人の本は面白いわー。
    気がつくと100ページとか読んでて、読み始めるとすぐ話に入り込める。

    万俵家のビジネスと一族の2つの軸が、丁度よく次々に展開されて飽きずに読めた。

    それにしても、すっごい世界にお住まいで、見えぬところでいろんなゴタゴタがあるのねぇー。

    大介の目論む合併計画と、鉄平の会社が上手く高炉を建て軌道に乗るか、鉄平は祖父と寧子の子なのか、相子はどうなっていくのか、これからの話が楽しみー。

    希望としては、万俵家を采配してる相子がどん底に落ちればいいんなぁーと思うんだけど。。。。

  • 時代背景や世代を超えた今でも、実にリアルで面白すぎる!

  • 初山崎豊子作品。有能だが下卑た人間が多い。銀行員の悲劇、惨状も描かれている。最後まで読んで、その思想を味わいたい。鉄鋼会社の一之瀬父子がすがすがしい。

  • 一気読み!
    歪んだ家族関係、人間関係が今後どう動いていくのか楽しみ。
    中巻へ続く

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著者プロフィール

山崎 豊子(やまざき とよこ)
1924年1月2日 - 2013年9月29日
大阪府生まれの小説家。本名、杉本豊子(すぎもと とよこ)。 旧制女専を卒業後、毎日新聞社入社、学芸部で井上靖の薫陶を受けた。入社後に小説も書き、『暖簾』を刊行し作家デビュー。映画・ドラマ化され、大人気に。そして『花のれん』で第39回直木賞受賞し、新聞社を退職し専業作家となる。代表作に『白い巨塔』『華麗なる一族』『沈まぬ太陽』など。多くの作品が映画化・ドラマ化されており、2019年5月にも『白い巨塔』が岡田准一主演で連続TVドラマ化が決まった。

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